■情報 ピーター・ティエリャス『日本合衆国』 : Peter Tieryas "United States of Japan"
【画像あり】『United States of Japan(日本合衆国)』という小説が発売予定 | World Action
"2016年3月1日に発売予定の『United States of Japan(日本合衆国)』。この本は著者いわく、フィリップ・K・ディックの『高い城の男』の「心の続編」であるそうだ。違いといえば、『高い城の男』が大日本帝国とナチス・ドイツによって分割占領されている旧アメリカ合衆国領を舞台にしているのに対し、本作品では日本が唯一の支配国であることだ。それともう一つ大きな違いがある。日本が巨大ロボの軍を用いてアメリカを支配しているのだ。
今回ここにあげるファインアートは、著者のPeter Tieryas氏がJohn Liberto(商業的なゲームアーティストの中でも最高の1人)に描いてもらったものだ。この中の一つは表紙にも使われる。"
『高い城の男』の「心の続編」(^^)、ストーリーはキワモノ的に見えますが、ディックと巨大ロボットって実は結構親和性が高そうなので、面白そうな小説ですね。
John Liberto公式HPでこのイラストレーター氏の作品はいくつか見られます。
United States of Japan : Peter Tieryas : 9780857665348
こちらに少し詳しいあらすじが書いてあります。
" 10年前に日本が世界大戦を勝利した世界。
反乱軍は、アメリカが勝った世界を描いた違法ビデオゲームを拡散している。ビデオゲームを取り締まる、キャプテン石村紅子は..."
ビデオゲームで描かれる幻想のアメリカ合衆国。そして動き出す巨大ロボット、、、まずはワクワクする設定かと。
ディックと日本アニメの親和性も実は高いと思うので、ハリウッドだけでなく、日本でのPKD映像化も期待したいものです。
◆関連リンク
・Peter Tieryas: 洋書『United States of Japan』
日本のAmazonでも予約できます。アメリカ本国のAmazonでは$9.6です。
おもしろいようなら、是非翻訳版の日本での出版を望みます。
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コメント
マのつく自由業さん、こんばんは。
ニューネーム(^^)!
Benikoだから、普通"She"だよね。
でも女性だけど"he"だったり、男性だけど"she"だったり、いろいろあるよね。この物語はどっちなのでしょう??
うーん、ディックで巨大ロボットが出てくると、自分が人間かアンドロイドか迷うように、人間か巨大ロボットか、悩む主人公とか、不条理な世界は描けないかな?
操縦しているの(アンドロイド?)が自分なのか、ロボットが自分なのか? とか(^^)。シュールじゃ〜w。
投稿: BP(マのつく自由業さんへ) | 2016.01.29 23:23
リンク先のあらすじを読みました。キャプテン石村の人称代名詞がHeって大丈夫か。帰りまくり男爵に連なる名訳が期待できそうで、そういう意味でも高い城の男の続編でしょうか。
見栄えはするにせよ巨大ロボはディックの世界観と馴染まないと思うのですがいかがでしょう。作品の評価を知りたいところです。
投稿: マのつく自由業 | 2016.01.28 09:25