■押井守監督『ガルム・ウォーズ』 予告篇 と 押井守×鈴木敏夫×虚淵玄 公開特番アーカイブ
『GARM WARS The Last Druid』 Trailer YouTube
映画『GARMWARS ガルム・ウォーズ』公式サイト
ついに待望の『ガルム・ウォーズ』の日本公開日が、2016年5/20と決定。
既にアメリカでの公開は終わり、日本では2014年 東京国際映画祭での限定公開だけだった幻の押井映画をついに観ることができる。
以前の予告篇から趣を変えて、日本語版としてのアピール。日本語版はジブリの鈴木敏夫Pによるもの。
映画のパトレイバーがヒットした様子がなかったので、ガルムの公開もジブリに頼らざるをえなかったんでしょうね。
『GARM WARS The Last Druid』 Trailer - YouTube
以前のこの予告篇に比べると、女性主人公を前面に出し、音楽もソフトな印象に変えて女性へのアピールに比重が大きく移っています。以前の予告は『ザ・ラスト・ドルイド』という日本人に聞き馴染みのないの言葉ドルイド、というのが固い印象になっている上、ファンタジー世界とアクションを強調したものになっています。
ポスター等のイメージビジュアルも変化。
鈴木敏夫Pが『イノセンス』の時にとった宣伝戦略と、とても似ている印象ですが、あの時もそれなりにヒットしたけれど、大ヒットとはいかず、ジブリの名を付けない中での鈴木マジックが効くかどうか、今回もそうした面は気になりますね。
押井守×鈴木敏夫×虚淵玄『ガルム・ウォーズ』公開特番を生配信 - LIVE
"LINE LIVE「押井守×鈴木敏夫×虚淵玄『ガルム・ウォーズ』公開特番を生配信」
配信日時:2016年3月10日(木)21:45~23:30出演:・鈴木敏夫(スタジオジブリ) ・押井守 ・虚淵玄"
ジブリと関係の深いニコニコ動画でなく、なぜか今回LINE LIVEで配信された3人の対話。上のリンク先でアーカイブの動画として現在も観ることができます。
押井守監督は、『ガルム・ウォーズ 』からまだ語れない次回作についてと『マドマギ』と自身の孫wの話まで、2時間たっぷり。
英語版イタリア語版日本語版を巡って語られた映画の言語による印象の違いとかヨーロッパの果ての世界としてのアイルランドについてとか、虚淵玄が書いた今回の映画のキャッチコピーの下りとかが、とても興味深かった。
次回作の為にも、ヒットして欲しいですが…。この対話を観た100万人が全員劇場で観てくれたら(^^)
◆関連リンク
・オタクにすらなれない人間は動物化するしかない!? 押井守監督が『GARM』、鈴木敏夫、『まどか☆マギカ』を語る(1)
"作る側としては丘の上に立ってみることが大事なんです。ファンタジー大作としては『アバター』(09)なんかがすでにあるわけで、丘の上に旗はもう立てられている状態なんだけど、丘の向うにどんな光景が広がっているのか自分の足で丘の上まで登って確かめてみる必要があったんです。"
・虚淵玄 「ガルム・ウォーズ」で宣伝キャッチコピーを書く - Togetterまとめ
"コピーライターなんて初めて引き受ける類のお仕事でメッチャ緊張しましたが、中学生の頃に「糸井重里の萬流コピー塾」を読んどいたおかげで何とかなった! 若い頃の読書って本当に大事。"
・ガルム・ウォーズ関連 当Blog記事 Google 検索
■感想 ノンフィクションW さらば愛する日本よ~密着・押井守の世界挑戦800日~(『GARM WARS The Last Druid : ガルム・ウォーズ ザ・ラスト・ドルイド』メイキング)
今回の対話で語られた、まるで『プロジェクトX』のようで押井監督が恥ずかしかったメイキング番組。
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