■撮影風景 黒沢清監督『ダゲレオタイプの女』: La femme de la plaque argentique
La femme de la plaque argentique - En tournage
黒沢清監督、初海外作品『ダゲレオタイプの女』今秋公開へ | cinemacafe.net.
" 本作は、全編フランス語で撮影され、「ダゲレオタイプ」と呼ばれる世界最初の写真撮影法を用いて肖像写真を撮影するカメラマンの家に隠された秘密と愛を描く、ホラー・ラブストーリー。
このたび挑んだ初の海外作品について、「初めてフランスで映画を撮りました。日本と何か大きく違うことがあるんじゃないかと最初は心配しましたが、杞憂でした。映画はやはり世界共通言語のようです」と撮影を振り返り、また「日本の怪談にならったホラーとラブ・ストーリーを組み合わせた物語を、フランス人スタッフもキャストもたちどころに理解し、全ての作業がスムー ズに進みました」と語っている。
2016年秋、全国にて公開予定。"
黒澤清監督の新作は、フランスで撮影されているということです。
で、タイトルの「ダゲレオ」とホラーストーリーということで、何とも黒沢監督らしい独自の作風がここでも期待されます。
[223]黒沢清とフランスの撮影現場 – IndieTokyo.
" 本番に入る前、どのようにカメラが役者に 寄り添うのかを調整するため、何度もシーンのリハーサルを繰り返し、フレーム内に映るすべての事物の在り方を問いつつ、被写界深度がどのように背景の舞台 セットに影響を与えるのか探っていく。黒沢監督はカメラのモニターの後ろに座り、一歩後ろに、常に彼を支える妻と彼の指示をフランス人のみで構成されたス タッフへとスムーズに伝える通訳者がいる。その日、最初のリハーサルには満足がいかなかったようで、カメラの構図がラヒムを中心に据えすぎていたようだ。
彼は撮影監督のアレクシ・カヴィルシンに、場面での俳優の動きに合わせて、奥にちらっと見える階段が常に見えるよう、フレームの端に俳優を維持し続けるよ う言いつけた。「観客が背景のなるべく多くの場所で何かが出現するのに気づく必要があります。そのようにして、奇妙で不安な気持ちにさせるのです」と監督は断言する"
黒沢清によるフランス映画「ダゲレオタイプの女」、2016年秋に全国公開 - 映画ナタリー.
「日本の怪談にならったホラーとラブ・ストーリーを組み合わせた物語を、フランス人スタッフもキャストもたちどころに理解し、全ての作業がスムーズに進みました。そして、一本の見紛うことのないフランス映画ができあがりました」
まさに黒沢恐怖映画。
階段で佇むフランスのゴースト。撮影風景の動画にも、まさにあの黒沢映像のマジックが潜んでいるように、独特の雰囲気を醸し出しているため、大いに期待されます。秋の公開と、世界でのヒットを祈りたいものです。
◆関連リンク
・映画『クリーピー 偽りの隣人』
16.6/18に公開予定の次回作。まずはこちらですね。
・黒沢清監督『岸辺の旅』
まだこちらが未見です。GWに観てみよう。
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