■感想 ローランド・エメリッヒ監督『インデペンデンスデイ リサージェンス』IMAX 3D
Independence Day: Resurgence | Official Trailer 2 [HD] | 20th Century FOX - YouTube
先週に続いて週末IMAX第2回は、ローランド・エメリッヒ監督『インデペンデンスデイ リサージェンス』IMAX 3D 字幕@名古屋大高。
いやー、前作を凌駕する超巨大宇宙機による大侵略SF。とにかくその凄まじい超弩級の巨大戦闘艦が月と地球に現れた際に起こる飛んでもないカタストロフの描写には痺れる。たぶん冒頭40分ほどだと思うが、その映像のセンスオブワンダーを観るだけでももう一度IMAXへ行きたい(^^)。宇宙機の大気圏突入映像としては屈指の出来(何が何だか分らないが勢いで観せられている感は強いのだが...w)。月からの連続的な描写で大気圏突入を一気に見せて唐突に破滅の淵にたたされる地球の姿が描かれ、迫力は満点である。
魅力的な若者たちと前作の登場人物をうまく絡らませて(ep.7には少し負けるけどw)、各戦闘シーンも1つ1つ臨場感をうまく演出している。そしてそれをさらに迫力一杯に観せているのが、ステレオDとレジェンダリ3Dという両雄3Dスタジオによるステレオ映像変換技術。
巨大宇宙戦艦舐めの、地球戦闘機の立体視ドックファイト。月表面上の戦闘砲舐めの某もうひとつの宇宙機描写。地球着陸時の超弩級艦のそそりたつ巨大感。
そしてその後に展開する大怪獣映像。
断言します、この映画はその迫力を真に体感するためには、是非とも3Dで観て下さい。
物語はSFとしてはどこか映画で観たような、斬新ということはあまりないが、エンタテインメントとしてはなかなか好感が持てる出来。
写真引用したのは、地球軍のエース女性パイロット、上海出身の女優 アンジェラベイビー(何て名前だ!)と地球軍の主力戦闘機の姿。戦闘服姿の全身写真が見っからなかったのだけれど、冒頭の戦闘服の立ち姿の素晴しさは、近頃のSF映画ヒロインの中でも屈指。この姿を観るだけでももう一度IMAXへ....(以下略)。
右は『インデペンデンスデイ リサージェンス』のキャンペーンでの戦闘機の横に立つアンジェラベイビーの姿。今後、このようなSF映画で活躍されるのを望みたい(^^;)。
そして脇を固めるのが、シャーロット・ゲンズブール。『二ンフォマニアックス』の印象が強く、どこか妙にエロティックに感じたのは、僕だけだろうか。異星人研究者として、理知的な雰囲気(少しトンデモだけれど、、、)を画面に付与している。
あと印象的だったのは、前作でアフリカに堕ちた巨大宇宙船を探索しているディケンベ・ウンブトゥ(デオビア・オパレイ)という人物。宇宙人の技術と精神を探るうち、その潜在意識にアクセスしている、という様な設定と、アフリカの呪術的な雰囲気での異星人文明探索というのがSF的な想像力を刺激する。(といってもそのエピソードが描かれてはいないのだけれど、映画の厚みを持ち上げているのは確か。
★★★★★★★以下、少しネタバレ★★★★★★★★
敵異星人への組織的反逆を狙っている"宇宙生命体連合"(?)について描写されているが、続篇への意欲満々。宇宙の先進テクノロジー同士の壮大なスペースオペラとそこに不屈の戦闘意志を買われて参戦するアメリカ人。
この規模で大宇宙戦が見られるなら、次回作にも期待。宇宙戦艦の大インフレーションがどこまで進んでいくか、『スターウォーズ』とは異なる、壮大な宇宙の知的生命の運命を賭けたテクノロジーの粋を極めた宇宙戦を観せてほしいものです。
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