■感想 アルチンボルド展 @ 国立西洋美術館
アルチンボルド展 公式サイト
国立西洋美術館で『アルチンボルド展』を堪能。
ハプスブルク家のヴンダーカンマーの影響を直撃で受けた、ジュゼッペ・アルチンボルドの博物的奇想画のディーテイルを楽しみました。ちょっと作品数は物足りなかったけれど…。
代表作である「春」「夏」「秋」「冬」、「大気」「火」「大地」「水」がまず観れたのが大収穫。
写実的な描写で各自然物をリアルに描き、それらを絶妙に配置することによって現れる不思議な顔。奇想であるとともにどこかユーモラスな仕掛けがされているのが、宮廷でアルチンボルドが占めていた位置をなんとなく観客に体感させていて、当時のプラハでの感覚をどこかうかがい知ることができる。
アルチンボルドメーカーによるBP像
アップした動画は自分の顔をカメラで写すと自動的にアルチンボルド風CGを作成する「アルチンボルドメーカー」のコーナーで、僕の顔をAIが加工したCG。
こんな進撃チックなユミルの様な顔じゃないぞ、と文句は言いたいがw、いろんな形態でアルチンボルドを自動生成するシステム「アルチンボルドメーカー」にはなかなかの感動。
このアプリ、スマホ用に展開してほしいものです。
ミュージアムショップでは、このようなアルチンボルド立体造形物が売られていた。もともとリアリスティックな描写がなされているアルチンボルドの絵画なので、それを野菜等でリアル造形したものも違和感がない。
Arcimboldo sculpture - Google 検索
ネットで検索するともっと造形物を観ることができるが、こうしたものも会場でしっかり展示されていたら、もっとインパクトがあったのではと残念だったり、、、。
このあたりの造形物は素晴らしいです。ぜひ、実物をいつかどこかで見てみたいもの。
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