■感想 スティーヴン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー 1』
'Ready Player One' Behind The Scenes - YouTube
スティーヴン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー 1』109シネマズ名古屋 IMAX 3D 字幕、観てきました。
スピルバーグの子供心に満ちた楽しい1本。あれやこれや自分達が興奮した映画やテレビ作品のキーイメージのオンパレードで心地よい。物語はシンプルな、良くも悪くもスピルバーグ。主人公の想いと、仲間がだんだんとそろってきて、イッキに戦いに突入する心地よさは健在。
映像はまさにIMAX 3Dの没入感がVRのジャックイン感覚を疑似体験させてくれて最高。一番前の真ん中席、取って良かった(^^) (名古屋ではE19席)。
VR世界OASISの映像は、わざとCGっぽいキャラクターだったけれど、2045年だったら、あと27年先なので、生々しいくらい人間っぽいキャラクター造形になっているだろう。そうするとラストの重要な「リアル」に関わるセリフとかが空疎に感じられる危険があってわざとCG的にしたのかもしれない。
ここで描かれた体感スーツは別にして、2025年と言われても納得できてしまうくらいには現在に近いCG空間の映像。あと20年近く先の2045年だったら、どの程度進化しているか、と考えると空恐ろしく感じる。
とはいえ、ここで描き出された3D IMAX空間の広がりは素晴らしく、こんなVR世界にジャックインできたら、それでもしばらく出て来たくなくなるなぁの出来w。
3Dのメインスタッフとして最初にクレジットされていたのは、Stereo D社のYoichiro Aoki氏。IMAXとの相性も良く、快心の立体感。立体映画オタクには必見です。
3Dで特に素晴らしかったのは、最初のOASISへ入っていくところの臨場感、各種ガジェット、そして「作家が気に入らなかった映画」(^^)の3D化、クライマックスの戦闘シーンの広大な空間感、どれも3Dによる大迫力に手に汗握らせて頂きました。
今回の3Dシーンは、VR空間についてはCG映像で元から3D映像として作られたかと想像。実写シーンは2D-3D変換かと思われる。
青木 洋一郎氏は、立体映像ブログ「3D3D3D」に時々コメントされているため、この映画について、お話ししてみたいものです。(と書いたFacebookの僕の書き込みにコメントを頂きました。恐縮です)
| 固定リンク
コメント
青木さん、貴重なコメントありがとうございます。
Digital LA - Lumiere Awards winners: Tom Cruise, Black Panther, VR, Spider-Verse
リンク先、拝見しました。
"Best 2D to 3D Conversion: Ready Player One, Warner Bros., Amblin, Studio D"
受賞、おめでとうございます!!
トロフィーを持たれているのが青木さんなのですね。
テーマと3Dが密接に結びついた、素晴らしい映画でした。
3Dテレビがほとんど発売されていない等、日本では3D映像が退潮している雰囲気ですが、VRゴーグル等の進化で、今後も映画における3D映像の重要さは増すのではと僕は思っています。
今後のご活躍も、楽しみにさせて頂きます。
投稿: BP(青木洋一郎さんへ) | 2019.02.10 18:32
僕の名前をピックアップしていただき恐縮です。
この映画は原作がもともと良く、絶対に3Dになるべき映画だったので関われてとても光栄でした。
先日、3D awardがあり見事2018のBEST live action 3D filmに選ばれました。
こんな楽しい映画なかなか最近はないですから終わってしまって寂しい限りです。
https://digitalla.net/lumiereawards19/
投稿: 青木洋一郎 | 2019.02.02 10:10