■感想 セオドア・メルフィ監督『ドリーム』"Hidden Figures"
Hidden Figures | Teaser Trailer [HD] | 20th Century FOX - YouTube
セオドア・メルフィ監督『ドリーム』"Hidden Figures" WOWOW録画初見。
マーキュリー計画とその後のNASAのプロジェクトにおいて、黒人女性数学者,工学者の活躍を描いた実話ベースの物語。
何度もグッとくるシーンがあって泣けます。いい映画です。数学弱いんで黒板に描かれる数式のエキサイティングなシーンは雰囲気で感じるしかないのだけれど(まあエンタテインメントとしてかなり簡略的に描かれているんでしょうが、、、)、良きアメリカンスピリットに溢れた感動作でした。
「電子立国日本の自叙伝」(古い! w)みたいなNHK的描き方、もしくはさきほど感想を書いた是枝監督ドキュメント風フィクションの描き方、史実を描く手法として、このNASAの女性数学者テーマでそうした別の手法を想像すると、また幅広いドキュメンタリーの広がりがある素材だと感じる。
果たしてこの映画の手法がベストかというと、擦れたSFファンとしては、もっと別の描き方もあったかも、とか無い物ねだりをしてしまうのだけれど、この映画は広い人々に受けるエンタテイメントとしてはベスト級の映画になっているのでしょう。
しまった、前の記事で書いた『3度目の殺人』と同じ日に観るんじゃなかった、、、(^^;)。
"史実との相違点 本作は1961年のNASAを舞台にした作品であり、当時のNASAに白人用の設備と黒人用の設備が存在したかのように描かれている。しかし、1958年にアメリカ航空諮問委員会(NACA)がアメリカ航空宇宙局に改組された際、そうした差別的な設備は取り払われた。
また、劇中のドロシー・ヴォーンは昇進願いを却下されているが、実際のヴォーンは1949年の段階でスーパーヴァイザーに昇進している[19]。 劇中でメアリー・ジャクソンは工学の学位を得ようと奮闘する女性として描かれているが、実際のジャクソンは1958年の段階で工学の学位を修得し、エンジニアの職を得ている[20]。
また、劇中でキャサリン・ジョンソンは1961年にNASAに配属されたことになっているが、実際のジャクソンは1953年の段階でNASAの前身であるNACAに配属されている[21]。 劇中では、アル・ハリソンがSTGの責任者であったとされているが、実際のSTGの責任者はロバート・R・ギルラス(英語版)であった。これは複雑な人間関係を分かりやすくするための処置であった。ヴィヴィアン・ミッチェルとポール・スタフォードは実在の人物ではなく、当時のスタッフの行動及び価値観を分かりやすい形で反映したキャラクターとなっている。
なお、カール・ジーリンスキーはメアリー・ジャクソンのメンターであったカジミェシュ・クザルネッキをモデルにした人物である[22]。 ジョン・ハーシェル・グレンがジョンソンにIBMの計算が正しいかどうか確かめて欲しいと依頼するシーンがあるが、現実のジョンソンはそのシーンの数日前から検算に取り組んでいた。 "
wiki pedia見ると、史実から大分と脚色してしまっているのですね。エンタメとしては致し方ないか。
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