■動画 キューブリック監督『2001年宇宙の旅』のメイキング
Stanley Kubrick | 2001 A Space Odyssey (1968) | A Look Behind The Future - YouTube
キューブリック監督『2001年宇宙の旅』のメイキングがいくつか映像として、Youtubeに掲載されているので紹介する。今週は『2001年宇宙の旅』50周年ミニ特集です(^^)。
まず上の動画。セット、プロップデザインからディスカバリー号の人工重力シーンの現場まで、こんなドキュメントが映像で残ってたということは知らなかったのでネットで見つけた時は嬉しかったので、ご紹介。
A・C・クラークもしっかり語ってます。
そしてこのメイキング映像を紹介したディスカバリーチャンネルの記事。
徹底的な科学考証が生んだ映画『2001年宇宙の旅』、そのデザインの裏側 – Discovery Channel Japan.
"人工重力空間は直径18m、重さ32トンもある空間を実際に回して撮影された。これほどまでに大規模な人工重力空間はISSには無いが、先日ドラゴン貨物宇宙船が届けた実験用の多用途重力可変プラットフォーム「MVP」はこれと同様に遠心力を使って人工的に重力を作り出すものだ。"
いくつかの先進的なデザインについて、その出自を紹介しています。
かなり簡易的な書き方なので、これはしっかりとした記事が読んでみたいものです。
Stanley Kubrick 2001 A Space Odyssey 1968 Making of a Myth - YouTube.
もう一本、メイキングドキュメント。ペンの無重力シーンの再現シーン、ジェームズ・キャメロンやダグラス・トランブルも出演。
モノリスの前で、語る後年のクラークの映像とかも味があります。
◆キューブリックが徹底研究した作品と、集められたスペシャリストたち『2001年宇宙の旅』 |CINEMORE(シネモア) 大口孝之氏
" 『2001年宇宙の旅』がいつ観ても古さを感じさせないのは、その後のSF作品を一変させてしまったメカデザインや、セット、ミニチュア、特殊メイクなど、美術全般の魅力が大きい。そして何より、とんでもなくリアリスティックな画面を実現させた、高度な特撮技術(*1)の貢献を忘れてはならない。本来であれば、製作・配給を手掛けたMGMのスタッフが、特撮も担当するべきなのだろう。だがこの時期、ほとんどのハリウッドの撮影所は特撮課を廃止してしまっており、スタンリー・キューブリックは新たにスタッフを見つけることからスタートしなければならなかった。
*1:この映画が公開された1968年は、ビジュアル・エフェクトという英国式表記がアメリカでは普及していなかったため、スペシャル・フォトグラフィック・エフェクトという長い役職で呼ばれていた。"
日本の3D映像、大型映画、CG映像の先端を切り開かれたクリエータ 大口孝之さんの筆になる『2001年宇宙の旅』のスペシャル・フォトグラフィック・エフェクトのスタッフの系譜をまとめた、大変興味深い論考。
特に後のIMAX社の創業者であり、NFB(カナダ国立映画制作庁)の短篇映画の特撮の名手であったローマン・クロイター氏との共同の仕事の際に、直接聞き込まれたスターゲート以降のビジョン構築の裏話等、貴重なエピソードは必読です。
◆関連リンク
50th anniversary 2001: A Space Odyssey interview actor Keir Dullea - YouTube
『2001年 宇宙の旅』ボーマン船長こと、キア・デュリアの最近のインタビュー。
老け方が映画ラストのボーマンそのもの。
俳優の50年後を見事にキューブリックが予見した!
のか、もしくはキアが、自分の代表作の、映像の鋳型にはめるように自身で老けていったのか(^^)!
2001: a space odyssey; CG discovery - YouTube
2001年宇宙の旅、ディスカバリー号の構造: 万象酔歩.
"残念なことにディスカバリー号の設計図は廃棄されてしまったとの ことで、正確な構造は分かりません。 ここでは次の大まかな情報 頭の球体は直径12mくらい 人工重力(遠心力)居住区の直径は10mくらい ポッドの直径は2mくらい と、映画の各シーンからディスカバリー号の内部構造を推測しCGモデルを作成してみました。"
ディスカバリー号の内部構造をCG化したCG動画とその記事。
ボーマン船長他の移動経路を知りたくなった時に、とても参考になります。労作ですね。
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