■感想 フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿「超人類 ヒトか?機械か?」
フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿「超人類 ヒトか?機械か?」 - NHK
"小説「フランケンシュタイン」が出版されて200年。科学史の闇に迫る、あの知的エンターテインメントが3週連続の特集シリーズで帰ってくる!第一夜は、機械と人間の融合を目指してロボットに新たな命を吹き込んだサイボーグ研究の先駆者の物語!巨額の開発費は、すべて軍の資金だった!最先端のサイボーグ開発現場、そして衝撃の計画も登場!人間の能力を超えた超人類が生まれる時、はたしてそれはヒトなのか?機械なのか?"
NHK BSプレミアのフランケンシュタインの誘惑、今回はパワードスーツで有名なGEのエンジニア ラルフ・モシャーの特集。まさにパワードスーツのコンセプトから、その実装まで、電子機器の発達していなかった50-60年代当時に、油圧機械中心でここまでのロボット技術を構築したマッドネスは凄い。自分の持つ未来イメージを形にしていく、創造するエンジニアの姿が眩しい番組だった。
GE's Walking Truck - ca. 1965 - YouTube
上は、動画が紹介されたモシャーが開発したウォーキングトラックの動画。
ダイナミックさと繊細さを融合した油圧メカで燃えます。電子機器がどの程度使われたのか/使われなかったか、いまひとつ番組からはわからなかったが、、、。
Mosher-Handyman-to-Hardiman-1967.pdf
番組で紹介されたモシャーの論文「ハンディマンからハーディマンへ」のPDFがあった。
ここに記載されている右図によると、やはり電子機器は関わっていなく、油圧を増幅する油圧回路によるもののように見える。このような仕組みで、人の動きの軌跡を拡大して、力の増幅を成し遂げているメカニカルパワードスーツ、エキサイティングです。
1965-71 - G.E. Hardiman I Exoskeleton - Ralph Mosher (American) - cyberneticzoo.com
ハーディマンのさらに詳細な資料がここにあります。マニアのページみたいで、やはりこうしたものは人を強く惹きつける魅力があるのですね(^^)。
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