■感想 バンダイナムコ VR ZONE「シン・ゴジラVR」
VR ZONE SHINJUKU/『ゴジラ VR』 - YouTube
ゴジラVR - VR ZONE SHINJUKU(公式HP)
" 「ゴジラVR」が、11月3日から全国のVR ZONEで楽しめる。
稼働店舗は、VR ZONE SHINJUKU (東京都) 、VR ZONE OSAKA(大阪府) 、namcoイオンモール各務原店(岐阜県)、namcoイオンモールKYOTO店(京都府)、namcoイオンモール大日店(大阪府)。"
各務原イオンで『シン・ゴジラ VR』を体感してきた。
全体の構成は、PS VRが東京駅近く丸の内からゴジラの進撃を眺めているだけだったのに対し、今回は自衛隊の戦闘ヘリの操縦席に自分が乗って、シンゴジラの近くまで寄っていくので、ずっとこちらの方が迫力あって見ものになっている。加えて戦闘ヘリの動きに合わせてシートも動くため臨場感もそこそこ出ている。ヘリでゴジラの近くまで寄って、特にその足元から上を見上げるシーンは、その巨大感はなかなかのもの。
ただしヘリの操縦は、シートに操縦桿はあっても自分では操縦できなくてただ動画のように自分の視点が動いていくだけなので、そこは残念。操縦桿で貫通弾と血液凝固弾は打てるが、それも擬似的なのが惜しい。
ヘリを自分で操縦し、自分の機だけ、自分の攻撃だけで倒すところまでやれたらもっと臨場感があってすごいかもしれない。
7-8分 1000円は映画と比べると、ちょっと高いので、15分くらいで自由に動けてそこまでやれたらいいのかも。
PS VRに比べると、ゴジラを追撃していくため、巨大な尻尾の下をくぐったり、眼の前に巨大な口が開いたり、背びれからの光線が眼の前を切り裂いたり、そうした迫力も相当のレベルなので、操作性が加わるとさらに凄いはずで残念なところ。(とは言え、そうすると全シーンリアルタイム計算が必要なのでここまでの画像クオリティは確保できないだろうから、どちらを取るかですね)
今回のシステムは、HTCのVIVEを使用したシステム。
ゴジラの紫の光線の迫力がとにかく素晴らしかったということで、『シン・ゴジラ』ファンにはお薦めです。
週末で広大な駐車場の空きがないような店内の混雑状況にもかかわらず、VR ZONEにはまるで人がいなくて、貸切状態。やはりVRはまだまだ一般的なものではないようだ。こうした施設の存続がいつまで続くか不安になる。いずれ家庭に高解像度のものが入って行って、テレビに置き換わるような存在にならないとポピュラルなものにはなっていかないのかもしれない。立体映像ファンとしては、3Dテレビに続き、VRもそれと同じような末路を辿り、家電店からもゲームセンターからもなくなることがないように祈るばかりである。
◆関連リンク
"「ゴジラVR」は発射許可まで待機する演出のため、「自分から何か行動する」よりも「眺めている」時間が長い印象はあります。体験時間は心なしか短く感じるかもしれません。ただ、「ゴジラVR」はたくさん体験者に操作させるぞ! というアクティビティを作るなら当然考えるであろう選択をせず、「シン・ゴジラの世界はこうでなくては!」とあえて操作をさせない大胆な演出を選んでいるんですよ。私はこの選択を評価したい! ゴジラという脅威に、一兵卒として立ち向かう。まさしく思い描いた夢そのままの体験が待っています。"
たしかに演出意図としてはそうした映画での効果を狙ったものかもしれないが、アトラクションの短い時間の中では、上述したように、シートの動きと客のアクションを最大に活かす、インタラクティブなものを狙ったほうがよかったと思うのである。
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