■感想 「近藤喜文展」@三重県立博物館
「近藤喜文展」@三重県立博物館、観てきた。美術館でなく博物館での開催で、会場入り口には写真のように、「ミエゾウ」という古代の象の巨大な化石が観客を出迎えてくれます。
会場入って、まず『未来少年コナン』の原画、コナンがジムシーと会うシーン、ラナを抱いて塔から落ちた後の足がビリビリするシーン、近藤喜文さんの原画だったんですね。知らなかった。あの躍動感あるアニメート、素晴らしく印象に残るシーンでした。宮崎駿さんとのコラボレーション、すでにここから始まっていたのですね。
続いて『名探偵ホームズ』での緻密なレイアウト画、人物もメカも構図も素晴らしいですね。やはり鉛筆のタッチに痺れます。
ほかに映像化されなかった宮﨑駿「王女と献身的な犬」のイメージスケッチ 肉感的女性の青い影の魅力。『退魔戦記』のワクワクする設定画(棚田の月とか)、「大きい一年生と小さな二年生」とか知らなかった作品の準備中の絵がとても良くって映像化されていたら、また違った日本アニメの世界が広がっていたかもと想像させます。
パイロットまで作られてた『リトルニモ』の映像展示も素晴らしく、早逝された名アニメーター 近藤喜文さんにより、生み出されえなかった傑作を夢想させ複雑な気持ちで会場を後にしました。
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