■感想 クエンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD - Official Trailer (HD)
クエンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』@ミッドランドスクエアシネマ 、心温まる古き良き60年代アメリカ映画/TV文化の果実。
もちろんタランティーノなので、速射砲のようなセリフの妙は相変わらず健在でノアール風味もあるけれど、でもエンドタイトル含め、幸福なハリウッドを体感できる。
ディカプリオとブラッド・ピットが楽しんで演じているのも多幸感を醸している。
この映画を見て、タランティーノが次作に予定してると噂される『スタートレック』が俄然観たくなる。本作でも特徴的な過去作のリミックスによる当時の映画のリボーン、これで60年代SF映画を再構築されたら、古き良きSF映画ファンは悶絶するでしょう(^^)。
◆関連リンク
・タランティーノ版『スター・トレック』実現すれば「宇宙版パルプ・フィクション」に ─ 監督就任の場合、引退作にする意向
"「サイモン・ペッグ(モンゴメリー・スコット役)には困っているんです。実際は何も知らないのに、さも知っているかのようなコメントをしているでしょう。“宇宙版『パルプ・フィクション』にはならないと思う”と彼が言っていたことがありましたけど、なりますよ!(爆笑) 僕がやるんだから、確実にそうなる。宇宙版『パルプ・フィクション』ですよ。脚本を読んで『パルプ・フィクション』的な側面を感じましたし、こんなSF映画の脚本は読んだことがない。こんな要素の入ったSF映画、ありませんよ。だから作りたいんです。少なくとも、そういう意味では唯一無二の作品ですね。」"
・タランティーノ監督「スター・トレック4」は宇宙が舞台の「パルプ・フィクション」
" パラマウント・ピクチャーズとJ・J・エイブラムスの製作会社バッド・ロボットは、タランティーノ監督のアイデアをもとに「スター・トレック4(仮題)」の準備を進めている。すでに、マーク・L・スミス(「レヴェナント 蘇えりし者」)が執筆した草稿が存在するというが、タランティーノ自らメガホンをとる可能性について、「『スター・トレック』に関しては、誰かがその質問をするのをずっと待っていたんだ」と前置きし、「まだやるかどうかわからない。ただ、マークは本当にクールな脚本を書いてくれた。直さなくてはいけない点があるが、本当に気に入っている」と話す。
この脚本には『パルプ・フィクション』の要素がある。こんな要素が盛り込まれているSF映画なんて存在しないんだ。だからこそ、みんなはこれを作りたいと言ってくれている。少なくとも、この点に関してはとてもユニークだからね」と説明する。"
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