■情報 クラウドファンディング「小松左京音楽祭」
"9月13日(金)午後11:00まで支援を募集しています。
プロジェクトの展望・ビジョン
「小松左京音楽祭」の実現は、「日本沈没」という小松左京が9年の歳月をかけて「日本」および「日本人」への思いを込めた名作を、音楽で表現してくださった多くの名曲が甦ることを意味します。楽譜と音が後世に残せるのです。
日本の音楽史的な意義は大きいと思います。
また、このプロジェクトを通して、小松左京という作家が「日本沈没」だけでなく、多様な作品を多様なメディアで多くの方に発信していたことを再認識してもらえるでしょう。
1960年代のテレビで実験的なアニメと実写の合成ドラマ「宇宙人ピピ」、1969年から70年にかけては人形劇「空中都市008」など、いずれも冨田勲さんの作曲でした。
さらに、日本映画音楽を支えたピアノ「メイソン・アンド・ハムリン」の物語も、多くの方を感動させるでしょう。
本人もビオラを弾き、戦後すぐに中学の同級生、高島忠夫さんと軽音楽バンド「レッド・キャッツ」を組んで演奏していた小松左京。大好きな音楽を通して、多くの人々を結びつけ、楽しんでもらえるとしたら、本当にあちらの宇宙で喜んでいることでしょう。"
今から46年前、1973年に小松左京が産み出した『日本沈没』。ラジオドラマ化、漫画化、映画化、TV化とおそらく日本におけるメディアミックスの先鋒を走ったSF小説です。
この音楽祭は、小松左京の『日本沈没』のラジオドラマ、映画、TVの音楽を中心にその他の小松左京作品を含めて、一同にその音楽を集めて、オーケストラ・トリイプティークが演奏するコンサートです。
ご紹介が遅れ、すでにクラウドファンディングは、目標額を達成していますが、まだ支援は可能で、コンサートチケット、CD等の特典があるので、小松SFファン、日本沈没ファンにはお薦めです。
樋口真嗣、新企画「小松左京音楽祭」始動!あの名曲がオーケストラで蘇る!?(Togetter)
プロジェクト「小松左京音楽祭」実行委員長の樋口真嗣監督がtwitterでつぶやかれた内容がまとめられています。とても興味深い企画です。
"この100年で初演された日本人作の管弦楽曲は3000曲を超えるとも言われますが、その殆どは初演されたきりで再演の機会もなく眠ったままになっています。なかなか聴く機会のない知られざる作品を掘り起こし、それら名曲に今一度接する楽しみを広く提供したい!そのような思いを持って、日本の作曲家を専門に演奏するオーケストラとして、35歳以下を中心としたプロ奏者により2012年結成しました。"
◆関連リンク
・当ブログ関連記事 ラジオドラマ『日本沈没』についての記事など
中学時代に、『日本沈没』マニア、特にそのラジオドラマと映画にはまっていた僕の記憶を記事にしています。
中学生の僕が、ずっと未来にラジオの『日本沈没』の音楽を取り上げたコンサートが開かれると聞いたら、どんなにか喜ぶでしょう(^^)。
ということでこのニュースを知って以来、ひさびさにラジオドラマを録音した3本のカセットテープを持ち出して、全部をデジタル化して iPhoneで聴いています。すでに50年近く経っているので、この録音は当時の文化的遺産かと。いつかネットでデジタルファイルをオープンにしたいなぁと思っています。
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