■感想 J・J・エイブラムス『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』ドルビーシネマ3D
冬休み中、更新をサボってしまいましたが、本年もみなさま、宜しくお願い致します。
今年も週2更新ペースは、何とか維持したいと思っています。
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J・J・エイブラムス『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』@ミッドランドスクエアシネマ、ドルビーシネマ3D 初体験で観てきた。
ネタバレなし感想とドルビーシネマについて。
42年間に渡って、9作完結まで観れたのが感無量。おそらくMCUは最後まで付き合えない年齢になってるだろうから、これだけの長大作のラストに付き合えるのはSWだけかもという感慨もw。(と言いつつまた続きが作られる予感…)
思えば第一作を初めて知ったのは、(ネットでもSFマガジンでもなく)学校図書館のキネ旬にニュースとして載った『惑星大戦争(仮題)』という紹介の1枚のモノクロスチルからでした。ハンソロが銃を構えてチューイが横に立ってる奴。
北米公開で、あれよあれよと大フィーバーが伝わって来るのに日本公開は一年後。秋の学園祭に、東京のマニアの方から、8mmフィルムを借りて、予告篇(かな?)を上映したのはいい思い出です(^^)。
当時ひねたSF小説頭でっかちだったので、公開されたep4は、ストーリーがアクション寄り過ぎて、SF味が薄く乗り切れんかったのが苦めの記憶。
とはいえ、毎作公開とほぼ同時にお祭り的に観てきて、SFX映像、CG映像に痺れ続けて来たのは間違いない。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(予告篇)
僕の9作の現時点の好きな順は、以下。
ep 6>7>3>4>9>1>5>8>2。4,5の点が辛いのは上述の理由で、6がトップはSFX宇宙戦の最高峰を味わえたのと、イウォーク好きなため(^^)。
それにしても、今3部作、デイジー・リドリーの魅力があってこそという気がする。本当に良い役者さん、見つけましたね。これはジョージ・ルーカスでは無理だった人選の気がするw。
◆最後にドルビーシネマについて。
スクリーンは体感 20m×8m ってところだろうかと思って、調べたらシネスコ11.95m×5m(約500インチ)、ビスタビジョン9.25m×5mとのこと。座席も162席とコンパクト。
映像は流石のレーザープロジェクター4K×2台で、宇宙の漆黒と、くっきりシャープな4Kを縦横に描き出していた。独特なメガネとのことだったが、以外だったのは、液晶シャッターでなく、偏光メガネだったこと*。クロストークは全然なかったけど、IMAXで首を振ると上部が変な映像になる様なことはなくて良いけれど、下部の端で赤い偏光が時々観られた。あと残念だったのは、画面が明るい時、メガネに側面から光が入って、偏光面がハレーションしてしまうこと。これはIMAXでもreal Dでも経験したことのない欠点だった。
でも総論は、コンパクトな劇場だけれど、くっきりな映像が気持ちいい。大きさは圧倒的に違うけれど、4K 有機ELと凄く近い映像だと思った。3Dの鮮明度も最高峰。
*書いてから調べたら、3D方式は波長フィルター式とのこと。RGB3波長× 左右 2組 合計 6 種類の波長のレーザー光がこのフィルターで右眼と左眼に分けて透過されるとのこと。(以下リンク)
ドルビーシネマ、2D で観るか、3D で観るか?
何と、リンク先をよく読んだら、ドルビーシネマ3Dは、2Kのみと書いてある。4K画質で間違いないと思ったのに!ご注意ください。
◆関連リンク
・ライムスター宇多丸の『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』レビュー@ TBS アフター6ジャンクション ムービーウォッチメン。
このリンク先の、SWを愛するが故の酷評(ネタバレ少し有り)は、否定派の代表的なものになるかもしれませんが、聴いた後に、予告篇を見直してみると、僕が持ったこの映画の好印象の理由が分かりました。
映像による圧倒的なルーカス作へのリスペクト、更にはそれを超えようとする意志が絵作りのパワーで伝わってきます。
この辺りが否定派と肯定派の分水領になっているのかも。ストーリーから語る否定派と、演技含め映像の持つパワーから語る肯定派。宇多丸氏が今回映画の絵作りに殆ど触れなかったのは残念(役者、特に主演2人の力には触れてるけど…)。
僕は予告篇にある海上の戦い風景の絵、あの設定に、この映画の映像の持つ力に、涙腺をやられたことが、予告篇を振り返って分かりました(^^)。あと上に書いた様に、最初のSW ep4でのストーリーとしてのSFに疑問がずっとあり、ep6あたりで、あっSWっていうのは、ストーリーでSFを体現しているのではなくて、その映像センスそのものがSFなんじゃないか、と思って、やっとSWに騒ぐ理由がわかった様な気がして、以後ストーリーというよりも映像の斬新さ、センスオブワンダーで見る様にしてきたので、今回の高評価につながっているのではないかと自己分析。巷ではルーカスほど映像の革新をしていないという批判もある様ですが、センスオブワンダーのある絵は、いくつも提示して貰えてワクワクしたと思うのです。
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