■感想 ドノヴァン・マーシュ監督『ハンターキラー 潜航せよ』
『ハンターキラー 潜航せよ』予告編
ドノヴァン・マーシュ監督『ハンターキラー 潜航せよ』、WOWOW録画見。
潜水艦海洋戦争映画として凄く堪能。なかなか素晴らしい戦争アクション映画である。
潜水艦はもちろん、駆逐艦、地対艦ミサイル等の戦闘描写とか、ミッションインポシブルな救出劇もかなりハイレベルに工夫されていて、なかなかの素晴らしさ。
潜水艦部分は、巷間言われている様に少々類型的にならざるを得ない部分もあるのだけれど、救出劇や、主人公とロシアの艦長との海の男のコア部分の精神的な交流、米国軍部サイドの矜持のある軍人二人の描写等が魅せる映画を構築している。
ドノヴァン・マーシュ監督は、本作がメジャー大作デビューであるらしいが、こんなに秀作なのに、なぜかWikipediaによるとアメリカで低評価、さらに世界での興行も今ひとつで、製作費 $40,000,000に対して、世界興行収入 $29,325,209と奮わなかったとか。残念でならない。
これだけ魅せる映画を作れる裁量がある監督なので、今後の活躍を期待したいものである。
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