■感想 湯浅政明監督『DEVILMAN crybaby』 : デビルマンクライベイビー
トラウマ的衝撃に備えよ!『DEVILMAN crybaby』スペシャルムービー
Netflixに入った最大の理由、湯浅政明監督『DEVILMAN crybaby』をコロナによる緊急事態宣言下のStay Homeで、1-10話240分一気観。
4時間もあったとは思えない、デビルマン体験の幸福な時間でした。
湯浅政明監督の演出の妙は、悪魔と人間の各種描写で縦横に発揮されている。特にタイトルになっている"crybaby"な描写が素晴らしい。永井豪『デビルマン』の世界をまさにこの切り口で捉え直し、冒頭の明と了の描写からはじまり、美樹とミーコの描き方、シレーヌとカイムのエピソード。これらが全て"crybaby"というテーマに収束させる手腕は素晴らしい。
そして「デビルデザイン・デビルキャラ作画監督」アニメーター押山清高氏による、情念と悲しみを表象したDEVILMANのイメージが凄く良い。

クライマックス、永井豪が原作で描かないことにより壮大なヴィジュアルを想起させたアルマゲドンのシーンが正面から描かれる。
初めてみるデーモン軍団とデビルマン軍団の壮絶な闘いは、僕たちの心の中の想像力のビジョンを超えて、ついに眼前で映像化された。
イマジネーションが幻惑的に拡大していく湯浅監督のアニメーションの特質。これにより描き出されたアルマゲドンに酔いしれました。
『映像研には、手を出すな!』に続き、この後、湯浅監督による小松左京『日本沈没』と古川日出男『犬王』のイマジネーションの炸裂も楽しみでならない。
◆関連リンク
・園子温が語る"Devilman Crybaby"
" 躍動している部分と静止画とをうまくミックスさせてますよね。例えば鋭い爪が肉を引き裂き、飛沫が飛ぶ描写なんかは細かく描き込む一方で、デビルマンそのものはシルエットでしか見せなかったりする。そのシンプルさがかえって、禍々しい迫力を醸し出したりしていて。こういう演出のリズムは、作り手としても共感できます。
あくまでも原作に忠実にありつつも、まるで見たことない初めての映画を見ているかのようなスリリングな興奮があり、後半は、怒涛の展開で時間を忘れて見入ってしまいました。必見です!"
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