■画像 デイヴィッド・リンチ監督『ツイン・ピークス』シーズン3 プロダクションデザイン by BUF
SFXスタジオ BUF Twinpeaks (2017)
エクスペリエント デザイン : Matheiu Vavril
エクスペリメントCG デザイン : BUF
フロッグモス デザイン : Olivier Gilbert, Nicolas Agenal
Fireman Place CG デザイン : BUF
未だ、日本ではWOWOW放映と、ブルーレイ販売のみで、一般テレビ放映も配信も実施されていないため、ごく限られたマニアにしか観られていないのが残念な、デイヴィッド・リンチの最高傑作(とあえて言ってしまおう、僕はそれ位の傑作と思っています)『ツイン・ピークス リミテッドエディション』。
『ツイン・ピークス シーズン3』SFXを担当したBUFによるプロダクションデザイン画が、46枚公開されている。
一番上に引用したのが、ニューメキシコ州ロスアラモスの核実験で生まれ、ツインピークスの物語に黒い影を落としたエクスペリエントのデザイン画。
このデザインは、リンチの映像化では、かなりぼんやりとしたもので、この様なリアル感のある怪物としては映像に幻出しない。
映像に現れた姿は、このデザインとリンチが描く絵画作品のイメージの中間的なものになっている、とでも言えるだろうか。
ここで興味深いのは、縦に割れた巨大な口。これは映像として、ローラの母セーラ・パーマーの凶暴な口腔として描かれたものを想起させる。
そしてこちらは、同じく核実験で産まれた奇怪な生物 フロッグモス。そう、これもあのマンハッタン計画で産まれ、セーラの口に入ったエクスペリメントにつながる怪物である。特に驚いたのは、映像では分からなかったが、この上の画像で示されたフクロウの顔をしたフロッグモスの姿。
ツイン・ピークスといえば、前半フクロウが重要な意味を持つのだが、シーズン3にもその流れはこの様に注入されていたわけである。
◆関連リンク
・リミテッド・イベント・シリーズ (wiki)
・ツイン・ピークスの未来 (wiki)
"2017年にシーズン3が終了して以来、リンチとフロストはツインピークスの別のシーズンを作ることに興味を示している[23][24]リンチはいくつかのインタビューで続けるかどうかを尋ねられており、一度は「わからない、アイデアの箱を持っていて、プロデューサーのサブリナ・サザーランドと一緒に仕事をしていて、ある種、それらの箱の中に金があるかどうかを調べようとしている」と答えている。 " [25] リンチはまた、もう一つの物語がキャリー・ペイジのキャラクターを含む「彼を呼んでいる」と述べた[26] 2020年6月22日のRedditのAMAで、スターのカイル・マクラクランは、クーパーは彼の「すべての時間の中で最も好きな役」であり、彼は「脚本を見なくても」別のシーズンに「絶対に」戻ってくるだろうと述べました。"
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