■感想 ジュリアン・シュナーベル監督『永遠の門 ゴッホの見た未来』
『永遠の門 ゴッホの見た未来』11.8公開/海外特別映像
ジュリアン・シュナーベル監督『永遠の門 ゴッホの見た未来』WOWOW録画見。
ゴッホ役のウィレム・デフォーがとてもいい。37歳で亡くなったゴッホを、'19年当時64歳のデフォーが演じたわけだけれど、そんな年齢差を感じさせない迫真のゴッホだったと思う。
この映画ほど、人々の顔のアップが多用されそして淡々と自然が描かれた映画は知らない。人の内面に映る自然の本質、というものがゴッホを通じて未来の人類に残された、という描写として、特にゴッホのクローズアップを多用した本作の映像設計は素晴らしいと思った。
ある意味、アートの本質をえぐる様な、当時の人々の拒絶反応含めて描いたタッチは、まさにゴッホの筆になる様な映像ルックになっていた。なかなかの傑作ですね。
| 固定リンク
コメント