« ■感想 ベン・リューイン監督『500ページの夢の束 : Please Stand By』 | トップページ | ■感想 企画展 「岩合光昭写真展 どうぶつ家族/ねこ科」@岡崎市美術博物館 マインドスケープミュージアム »

2021.04.07

■感想 「特集:「エヴァ」シリーズの”作画”を総括してみる!」 by アニメーター 井上俊之


追告 B『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中

After 6 Junction TBS アトロク 特集:「エヴァ」シリーズの”作画”を総括してみる!

 アトロク「『エヴァ』シリーズ作画の真髄」アニメーター井上俊之さんの話、とても面白かった。
 テレビ版 1話と19話の磯光雄作画から始まり、Qでの自身のエヴァ改2号機、8号機作画について。本当はキャラを描きたかったのに、アスカは数カット、シンジも5カット位しか描けなかった。

Z_5edf0a96a4045
 鶴巻和哉監督のフリクリ以降の日本アニメへのキャラクターの外連味とリアルのバランスという貢献とエヴァでのカメラが動きまくる/空間をたっぷり使ったメリハリのある映像への貢献(鶴巻監督は宮崎駿監督的に映画全体の作画に関与されているとか)。そして前田真宏の抽象概念を絵にするスキルの凄さ。

Z_5edf0a9693968
 Qでの本田雄作画監督による登場人物がそこに実在する様なリアリティ、その絵がシンの現場でも多くのアニメーターの参考になっていたというエピソード。

Z_5edf0a96bec1a
 最後に今後の日本アニメについて問われて、宮崎駿監督の元で新作の作画監督を務める本田雄の話に。宮崎監督に理屈通りでなく、リアルを超えた表現/カットにふさわしい表現を実現する可能性のある人材として大抜擢された。昨年自分も加わって一部試写を観たが、宮崎アニメでありつつ、本田イズムがある良い作画だった。この秋くらいに完成するのではないか。夏にまた追い込みで井上氏もジブリに戻る、とか。

◆情報の補足
 最初から関わってなかったから、エヴァを語るには余り自分は適切じゃないからと当初断られていたという、井上俊之さんの発言で一部誤解されているかな、と思う部分。

・本田雄はテレビ版後半でエヴァのルックを作った→第2話から8,19,25話で作監。
・本田雄は序に参加してない→序ではメカ作監
・前田真宏はテレビ版参加してない→設定補として8,9話に使徒デザインで参加

 僕はエヴァのキャラもだけれど、メカの作画も本田雄がかなりそのイメージの中心にいたのでは、と思ってるので、荒探しということでなく、メモっときます。

◆関連リンク

・エヴァ 25話Air/まごころ 弐号機戦闘シーン アニメーター担当パートAMV(ニコニコ動画)

"25話Air/まごころの弐号機戦闘シーンの担当アニメーターを併記したAMVです。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版原画集上巻に 村木靖パート(P126~141) 岡村天斎パート(P144~156) 本田雄パート(P160~170、P174~177) 磯光雄パート(P202~243) 小倉陳利パート(P245~253) 鴨川浩パート(P261) 吉成曜パート(P263~280) 安藤真裕パート(P285~296、P301~305)"

 この動画を見ると、本田雄氏がエヴァメカ作画のトーンを牽引したのがよくわかります。
 2'20-3'00 本田雄パート エヴァ2号機と量産型の対決シーン。4'18までの磯光雄パートが、特にすばらしい。

#アトロク 井上俊之 再降臨!本当にすごいアニメーターとは?特集パート2 #utamaru 2018.10.16(火)(togetter)
#アトロク 2018.08.07(火) hy4_4yhライブ&配信決定!/アニメーター 界の神・井上俊之降臨(togetter)
2019/08/27(火) アフター6ジャンクション #utamaru - 宇多丸&宇垣美里/井上俊之 アニメ映画「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」とは(togetter)

20210404-211219
CGメイキング映像特別公開(カラー公式twitter)

"ヴンダー艦内(Cパート/シーン133/cut002)
プリヴィズ→3Dにてアニメーション検証後、キャラは作画です。"

 プレヴィズでのアングルの複数制作、そこからキャラ作画へ移行する様子がよくわかります。最終のプレヴィズが絵コンテがわりになってるんでしょうね。

『新世紀エヴァンゲリオン 原画集』が20年の時を経て電子書籍で復刻!
 本稿で引用した原画は、いずれも原画集のサンプルからです。この原画集持っていないですが、サンプルにはアニメーターのクレジットがなく、残念です。なので、上記引用も特に文章に出てくるアニメーターと引用原画の関係は不明ですので、念のため。

|

« ■感想 ベン・リューイン監督『500ページの夢の束 : Please Stand By』 | トップページ | ■感想 企画展 「岩合光昭写真展 どうぶつ家族/ねこ科」@岡崎市美術博物館 マインドスケープミュージアム »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ■感想 ベン・リューイン監督『500ページの夢の束 : Please Stand By』 | トップページ | ■感想 企画展 「岩合光昭写真展 どうぶつ家族/ねこ科」@岡崎市美術博物館 マインドスケープミュージアム »