■感想 富野由悠季,矢立肇原作、村瀬修功監督『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|冒頭15分53秒(Aパート)
『ガンダム』シリーズには、最近全く薄い僕ですが、評判の映画がAmazonプライムに入ったので、観てみた。
何とファーストガンダムと『逆襲のシャア』に続く、富野由悠季原作小説の映画化ということで、薄い僕でも着いていく事がなんとかできました。結構、見知らぬ人物の話も出てきていたけれど、、、。
まず冒頭の小説とほぼ同じテロシーンのストーリー展開と、その後のハサウェイと不思議な少女 ギギ・アンダルシアの会話が、もろに富野節で痺れます。そして結構エキセントリックな展開でその二人がホテルの空爆に遭うシーン。
このモビルスーツによる市街地爆撃シーンがとにかく素晴らしい。
夜間シーンで画面が暗すぎるという批判もあるようだけれど、人物を丁寧に追っていった後、そこに現れる異物としてのモビルスーツ。生身の人がロボットに襲撃される緊迫感をこれだけ迫真のアクションで描いた映画、なかなかないんじゃなかろうか。重力下の空中戦と、人視点の地上戦に痺れました。
僕はもうここまでで、この映画、大好きになりました。富野節の不思議な会話もセットで(^^)。
ずっと観てなかったガンダムだけど、『ジ・オリジン』のルーム戦役の凄まじい宇宙艦隊戦に度肝を抜かれて、今回のモビルスーツテロ戦闘の迫真に触れ、この日本アニメーションの進化を体感しておかないともったいないと反省したのでした。
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