■感想 神山健治監督『永遠の831』
「永遠の831」PV 60秒【Youtube】 (WOWOW公式)
期待の『永遠の831』WOWOW で放映されたので、観ました。
陰性な『東のエデン』という感じで、あの頃からの日本の時間が、重く作品にのしかかってます。
厄災と税制、時間を重く止めた様な空気がのっぺりと映画空間を押し包んでいます。
モーションアクターによる3D-CGによるセルルックアニメの手法、『ULTRAMAN』『攻殻機動隊 SAC_2045』よりもぬるぬる動くキャラクターが少し不気味の谷に寄っていて、作品の空気を助長している様に思う。
SF的アイデアも思いっきり重苦しい政治的世界に接触していくツールになっていて、カタルシスなく、これが現在の若者の体感している社会なのかと思うと…。
キャラクターデザインとか、昨今の青春アニメ映画な路線に見えるけど、底流には神山健治監督の現実認識が横たわっている様でした。3月に劇場公開もあるようです。
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