■感想 三木孝浩監督『夏への扉 -キミのいる未来へ-』
三木孝浩監督『夏への扉 -キミのいる未来へ-』WOWOW録画初見。
ハインラインの原作を読んだのは、はるか昔。ハヤカワの青背で読んだはずなのだけれど、実はほとんどストーリーを忘れていることに気づきました。
本作はなかなかのSFマインドもあり、かなり楽しめました。過去と未来の映像化も上手く出来ていて、SF世界に彩を加えています。SFの映画化としては日本では有数の作品になったのかもしれません。本作、世界でも初映画化ということで素晴らしいことだと思います。
映画化は、『ノルウェイの森』他を作られたプロデューサー小川真司氏の「1979年の初読以来、映画化はずっとずっと個人的な夢」だったとのことで、思いのこもった作品になっていました。
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★★★★★★★ネタバレ注意★★★★★★★
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Wikiで確認してみたら、本作、ほとんど原作と同じストーリーですね。もうまるで忘れていたことに気付かされました(^^;)。
映画見ていて、少し惜しいと思ったのは、主人公が30年後の未来へコールドスリープで「戻る」理由がわかりにくかったこと。ここをもう少し丁寧に描いていたら、SFらしさがもっと出たのに、と少々残念でした。ラストの感慨もさらに増していたはずですね。
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