パソコン・インターネット

2010.06.21

■Bluetoothキーボード iPhone用スタンド試作 for iOS 4

Iphone3g_apple_wireless_keyboard0

 6/21に、iPhoneのOSがアップデート、iOS 4が登場する。

Iphone3g_apple_wireless_keyboard0_2

 僕の一番の期待は、iPhoneでBluetoothキーボードを使用できるようになること。そこで先日もiPhone用キーボードのことを記事にしたのだけれど、今すぐ使用するとなると、実はあまり良いコンパクトなキーボードがない。

 そこで自作することにした。
 と言ってもキーボードから作る訳に行かないので、いろいろ考えてApple Wireless Keyboardを利用することにした。
 このキーボードは非常に薄くコンパクトで、しかもキーピッチや手触りはMacBookのキーボードと同等。そしてもちろんAppleデザインなので、iPhoneにピッタリ。
 そこでこれを用いて、モバイルで使用できるように、iPhoneを置くスタンドを作ってみた。

 写真を見てもらえば、多くを語る必要はないだろうが簡単に説明する。

◆構造
 構造はiPhoneやこのキーボードのコンセプトにならって、シンプル is ベストを狙った。キーボードの裏に薄いアルミニウム板をくっつけただけ(^^;)。

◆用意する物
 ホームセンターでアルミ0.5mm厚×100mm幅のプレートとマジックテープを購入。アルミプレートはキーボードの裏からボディに当てて、その形状に合わせて手で曲げる。そしてiPhoneを置いた時にちょうど横にした時にピッタリとなるような位置で切断。(僕の場合は約20cmにした。ただし縦に置こうとすると不安定なので、もう少し長い方がいいかも。これは各々好みでww。)
 僕が買ったのは、アルミが198円。マジックテープがPP用ピタロック50mm幅で598円。マジックテープはできるだけ薄いものがいいかも。たぶん100円ショップの物でいいと思う。ということでキーボードを別にすると、スタンド用部品はわずか796円!

 プレートを外して、キーボードと別々にカバンに入れる様に、マジックテープを使ったが、もし外さないなら両面テープでもいいかも。

◆組み立て
 曲げたアルミプレートとキーボードに、別々にマジックテープを貼付ける。
 そして組付けはこのマジックテープでキーボードとアルミ板をくっつけるだけ。

 僕の場合は、通勤電車で膝の上に乗せて使おうと思っている。
 よほど揺れなければ落ちることはないと思うが、もし心配ならiPhoneが横へ滑らないようにガードする何かを付けた方がいいかもしれないが、とりあえず乗せるだけでもよさそう。

◆使い心地
 膝の上に乗せて、結構快適に打てそう。(実は立った状態でも片手で持って、なんとか打てそう(^^;))
 ただしまだiOS4が入手できてないので、実際の使い勝手は、来週確認となるww。
 カバンにもまあまあ納まりは良さそうだし、シンプルで(手作り感は否めないが)結構気に入っている。

 問題がひとつ。
 膝の上でなく、机の上に置いて使おうとすると、僕の買ったマジックテープが厚くて、キーボードがぐらつく(^^;)。マジックテープの薄い物か両面テープでの固定の方がよさそうである。もしくはキーボード裏の両サイドに、マジックテープより厚い別のステーを付けるか、どちらかの対策が必要。

 あとは電車の衆目の中で、このキーボードをどれだけ使うかですね(^^)。

◆最後に、Android端末との比較
P1070355

 

 iPhone4の買い替えを検討中だけれど、白の発売が噂では夏以降になったようなので、ちょっと浮気してAndroid端末のことも物色中(^^)。
 で、気になっているのが、5inch液晶搭載のシャープのau端末IS01とdocomo端末LYNX SH-10B。これはキーボードの大きさも嬉しい。

 というわけで、Apple Wireless Keyboard+自作スタンドと写真で比べてみた。シャープはauのIS01の紙チラシモデル(^^)。

 画面の大きさは完全にシャープの勝ち。キーボードは圧倒的にApple。
 ただ今日携帯屋でLYNX SH-10Bのモックを触ってきたけれど、キーボード、なかなかいい感じ。これで携帯電話として普通に使えればなー。

 しばらくiPhone 3G+iOS 4ですごし、iPhone 4どうするか決めるつもり。
 (iPhone 3Gでブルートゥース・キーボードが使用できるか、一抹の不安も。下記のリンクをご覧下さい)

◆関連リンク
携帯電話キーボード Rboard for Keitai|RBK-2000シリーズ
iPhone、iPod Touchへの対応情報

# アップル社の公式発表では、Bluetooth HIDキーボードに対応するのは下記の機種です。

1. iPhone 4(6月24日ソフトバンク・モバイル社より発売予定)
2. iOS 4にアップデートしたiPhone 3GS(iOS 4は6月21日アップル社よりリリース予定))
3. iOS 4にアップデートした第3世代 iPod Touch の32GBモデルと64GBモデル(同上)

# iPhone 3G、第2世代のiPod Touch全モデル、8GBモデルの第3世代iPod Touchは、iOS 4にアップデートしてもBluetoothキーボードには対応しません。これはアップル社の公式発表です。

 Appleの公式ページにはこうした情報は載っていないようだけれど、この記述は気になる。
アップル - iPhone - 新しいiOS 4ソフトウェアアップデートの機能をご紹介します。

互換性 iOS 4はiPhone 4、iPhone 3GS、iPhone 3Gに対応しています。ただし、利用できる機能はデバイスによって異なります。例えばマルチタスキングは、iPhone 4およびiPhone 3GSでのみ利用可能です。

『リュウド 折りたたみワイヤレスキーボード Rboard for Keitai(Bluetooth HID/JIS配列)』
 この折りたたみキーボードは随分購入を迷いました。

『Apple Wireless Keyboard (JIS) MC184J/A』
『Apple Wireless Keyboard (US) MC184LL/A』

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2010.06.07

■iPhone キーボード & TV録画用セットトップボックスドック

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 6/7 深夜 APPLE WWDCにて新型iPhoneが発表される。それにちなんで関連記事。

◆iPhone キーボード
 アップル iPhone OS 4 イベントで述べられたように今回リリースされるOS 4で、Blue Toothのキーボードが使用可能になる。電車通勤の長い僕は、Blog作成用のテキスト打ちのために、これを待ち望んでいたのでキーボードを少し物色。

iCes: Ion Launches iTYPE, The Ultimate iPhone Keyboard :: App Advice
iPhoneにフルサイ ズキーボードを追加する iType

 これが写真上のiType。
 iPhoneをぴったりとドック部分に収めて、フルサイズのキーボードが使用できる。こんな形なら電車の中でも使いやすい。
 現在、ここの会社の公式サイトには、このキーボードが掲載されていない。開発中のニュースは流れたが、発売はされていないようだ。今回、正式にBlue Toothの使用が可能になったことでちゃんと発売されると良いけれど、、、。
 その前にWWDCでAppleから純正のキーボードが出るかも(^^;)。

ThinkOutside Stowaway Universal Bluetooth Keyboard
iPhone OS 4.0と外付け Bluetooth キーボードを試してみました。 - Blog:TP Geometry
 こちらが写真下のスマートフォン等に使える折りたたみキーボードの記事。
 二つ目のリンク先に試用記事があり、なかなか見事にiPhoneが収まっている。
 折りたたみ式もいいな。

◆TV録画用のiPad/iPhone用ドック型セットトップボックス
ジョブズのインタビュー(ENGADGET)

 テレビ産業のイノベーションにあたっての問題は、参入しにくいこと。TV(放送)産業はセットトップボックスを無料で配ってケーブルなどの契 約で儲ける携帯電話的なモデルになっている。だから新しいボックスを誰も買いたがらない。

 だからできるのは、(現在つながっているケーブルetcの受信ボックスのほかに) また別のボックスを付け足すこと。それでテーブルいっぱいのリモコンやら箱のクラスタができてしまう。これを変える唯一の方法は、いまのSTBを一旦捨て て新しいUIを与えて、消費者が欲しいと思うような方法で目の前に提示するしかない。

 次期 iPhoneは、4GとかHDとか噂されているが、いずれにしてもハイビジョン動画撮影が可能になるらしい。

 そうした次期型iPhoneの発表も楽しみだけど、僕は以前iPadの記事で書いたように、TV録画用のセットトップボックスがiPad/iPhone用ドックとして登場し、クラウド(映像ストレージサービス)と組み合せた、映像版iTuneが登場するのではと予測。
 その視点で上のインタビュウを読むと、それらしくジョブズが語っているように読めたり(^^;)。
 iPhone HDはハイビジョン撮影ができるだけでなく、ハイビジョンコンテンツを録画してiPhoneで音楽と同じように楽しめるようになるのではないか。以前iPhoneに至るロードマップというのを記事で書いたが、ここにiPadを追加して考える。

Iphone_road_map まさにいろいろな聴覚視覚系デバイスの機能が統合されているのがiPhoneとiPad。これらの機能を統合しユーザに使いやすく提供するとともに、iTune storeやApp storeのようにコンテンツをも取り込みビジネスを拡大するのが、Appleのロードマップだろう。
 この視点から考えると、映画や動画をiTune storeから購入できるようにするとともに、TVコンテンツの録画を(CDのiTuneへの読み込みと同じように)可能とするようになっていくと考えるのが自然ではないだろうか。

新モデル発表で月額利用料が一気に値上げ?(gizmode)

 iPad/iPhone用TV録画セットトップボックス+映像ストレージクラウドサービスがもし実現するとしたら、通信データが爆発的に増えるのは必至。AT&Tの今回の措置はこれを回避するためかもしれない。

iPad/iPhone用TV録画セットトップボックスは次世代Apple TVとして99ドルで登場!? (engadget)

 こんな記事も出ている。こんなものが出るとしたらtorneより衝撃的。
 これで音楽プレイヤーに続き、ハイビジョンレコーダーも日系メーカは、Appleに敗退かも!?

 WWDCのキーノートで何が出るか、楽しみなことである。
 僕はiPhone 3Gを2年使ったので、秋までにはHDに買い替える予定(^^;)。

◆関連リンク
速報:アップル iPhone OS 4 イベント
iPhone hd 発表まで4日、2010 wwdc ジョブス・キーノートを恩田が予測する | 恩田 フランシス 英樹の高周波 High Frequency Oscillation マガジン HFO

本Blog記事
Apple  iTublet/iPad/iSlate/iPhone HDとモバイルiTune
視覚/聴覚/触覚  19世紀と20世紀の夢 iPhoneに至るロードマップ

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2010.01.19

■PS3地上デジタルレコーダーキット『torne(トルネ)™』
 vs Apple iTablet

Torne torne(トルネ)™(公式サイト)
PlayStation.com
  PS3®専用周辺機器
  地上デジタルレコーダーキット
『torne(トルネ)™』
   希望小売価格 9,980円
   3月発売予定
(プレスリリース)

 これいいですね。外付けHDも使用可らしいし。CELLの能力が一つ開花というところでしょうか。

BS・CS放送及びデータ放送は非対応。CATV C13~C63ch ※CATVはパススルー方式のみ対応します。

 地上波デジタルとあるけれど、BSもケーブルTV経由なら大丈夫みたい(CATVでもBSは無理のようです)。PS3持ってるので買おうかな、と思ってるのだけれど、一つ大きな問題がある。

◆問題 レコーダが壊れたらハードディスクデータはゴミ

 問題は、無限に外付けハードディスクで容量を増やすことが出来るのだけれど、残念ながらこれも他のハードディスクハイビジョンレコーダと同じく、録画したPS3本体のみでしか再生できない、、、ということ。PS3のその個体が壊れたら録りためたHDのコンテンツは全て無駄になる、ということ。

 これ、本当になんとかならないものだろうか。単価で言えば、ブルーレイ・ディスクよりハードディスクの方が安くなっている現在、利便性からいけばHDに録りためるのが現実的。なのに録画した個体しか再生できないということで、こうした問題が起きる。結局、コンテンツの拡散を恐れる為に出てきた仕様なのだろうけれど、ユーザにとって迷惑この上ない。

 こういう時にB-CAS(Wikipedia)が何故、録画データとセットで拡散のプロテクトにならないか、と思ってしまう。録画機個体ごとにB-CASカードがあるのだから、それとセットで録画データに視聴規制をかければいいものを。ICカードの方がレコーダより長持ちするはずなので、レコーダが壊れてもカードとセットで使用すればHDの録画データが観られるとしてほしい。今だと、カードはいったいなんのためにあるのか、と疑問大。はっきり言ってメーカと業界団体のため、ユーザになんのためにもなっていないんじゃないかな。

★'10.1/22 訂正追記

 下記リンクで新情報がありましたので、訂正追記します。
 PS3が壊れても、次にまたPS3を買えば、データは継承できるようです。

 PS3用地デジチューナ「torne」を体験してみた -AV Watch

 PS3が故障し新しいPS3を買った場合はデータ転送機能を用いて、古いPS3から新しいPS3に録画済み番組を移すことができ、以前のPS3で録画した外付けHDDの番組を再生できる

 こんな情報も。8台まで、とのこと。

  録画先は本体HDDに加え、USBで外付けしたHDDにも行なえる。HDDは使用前に登録が必要で、最大8台まで登録可能。USBハブを使って最大4台ま で同時接続も可能。なお、録画済み番組を内蔵HDDから外付けHDDに移動させたり、外付けHDD間で移動させる事は可能だが、外付けHDDからPS3内 蔵HDDに移動する事はできない。

◆SONY vs Apple

 唐突なのだけれど、Appleが今月末に発表すると言われているSlate/iTabletというのは、電子ブックリーダーと言われているけれど、それだけだろうか。

 僕はAppleのiPodに続く家電製品への進出として、電子ブックリーダーの役割だけでなく、ビデオレコーダ(ハイビジョンレコーダ)としての機能を持たせるのではないか、と勝手に予想している。

 Apple TVがいまいち伸びていないらしいが、タブレットPCにドックが付いていて、ドックにハイビジョンデジタルチューナーが搭載されていて、ハードディスクにコンテンツを録りためる。そしてiPodのようにどこででも録画したコンテンツが楽しめる液晶プレイヤ。もちろんiTuneからのハイビジョン映画のダウンロードにも対応。
 アップルのコンシューマ市場戦略として、音楽の次に書籍、というのもわからないではないけれど、やはり市場としては音楽に続きAV,ビデオ機器に手を伸ばすと考えるのが普通だと思うから。そしてPCの性能が動画のハンドリングに問題ないくらい速くなり、ハードディスクの値段が恐ろしくこなれている現在、機が熟していると思うのだけれど、、、。
 そして家電メーカが、ブルーレイ・ブィスクレコーダーへリソースを集中している今って、まさに音楽プレーヤがMDに集中して、PCとの融合/メモリ,ハードディスクレコーディングでApple iPodに市場を奪われたのと、まったく同じ過ち(日本メーカにとっては。ユーザにとっては過ちか微妙)を犯そうとしているかに見えるのだけど、この分析は間違いだろうか。オーディオでiPodに商権奪われたのと同じ事態がいずれくる事は自明ですよね。

 で、今回のSONYの打った手はまさにそこを見据えているようにもみえる。

 つまりAppleのMAC, Slate/iTablet + iPhone + iTune Storeのハイビジョンエコシステムへの対抗。

 torne + PS3 + PSP + PlayStation Store は、Appleが近い将来とると考えられる戦略への対向として実現したのかも、ウォークマンの二の舞避ける為に。でなきゃビデオレコーダ部門がOKしないような気がする。

3月より9980円でPS3がハイビジョンレコーダーになる理由(ホームサーバの戦い・第47章):夢幻∞大のドリーミングメディア - CNET Japan

 PSPやPlayStationに映画や音楽を配信するのと同じインフラを利用、ゲーム、ビデオ、音楽、電子書籍をソニーのデバイスに届ける。ユーザーはひとつのIDを使用してSony Online Service(仮称)に接続することが可能

 という情報もあり、SONYの布石は着々と進んでいるようにみえる。
 さて、次は今月末のAppleの一手がどうなるか。楽しみです。

 torneを買うかどうかは、こうした動きを見てから決めようと思う。(こんなこと考えてるから(金もないけど(^^;))、ブルーレイは買えないでいます)

◆関連リンク
・夢幻∞大のドリーミングメディア - CNET Japan

 ソニーがPS3にレコーダー機能をつけるのも、本体と「torne」で4万円という、ライトユーザーの呼び水とともに、もう一つ伸びないBD普及を促進する意味も含め、PSN登録者を増やし、一挙に「配信はPS3」という形を築き上げるのが目的だと思われる。
 一方、アップルの「Apple TV」がもう一つ伸び悩んでいるとしたら、ひょっとして今回のタブレットは、「Apple TV」機能も含まれている(つまり携帯テレビ?)かもと想像をたくましくするのだが、果たして単なる電子ブックリーダーなのか?

 こちらの記事でも同様の推測をされているようです。

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2009.10.14

■Tao Chen他 Sketch2Photo:画像生成人工知能(?)ソフト

Photo_sketch_overview
Sketch2Photo: Internet Image Montage (公式HPリンク)
落書きから写真を合成!? PhotoSketch(Gizmodo Japan)経由

自分で描いた適当なラフ画とテキストを元に、どの写真が一番マッチするか選び出し、人、鳥、背景等、それぞれ違う写真からもってきたオブジェクトをうまいこと周りの背景に馴染ませて1枚の写真を作っています。

Sketch2Photo: Internet Image Montage on Vimeo
 ビデオでの解説。これさえ見れば、どんなものかよくわかる。

Graphics & Geometric Computing Group | CS, Tsinghua Univ.
Sketch2Photo: Internet Image Montage (公式HPリンク)

Tao Chen, Ming-Ming Cheng, Ping Tan, Ariel Shamir, Shi-Min Hu

To achieve this, we first design a filtering scheme to exclude undesirable images from searched results. Then we propose a novel image blending algorithm for seamless image composition. Our blending algorithm returns a numeric score for each blending, which is used to optimize the combination of searched images.

 清華大学他の共同チームが開発したこの技術は凄い。コンセプトだけのものかと思ったけれど、すぐ上のリンクにはフィルタリングソフトのソースも置いてあるようなので検証もできるみたい。いずれはネットに置かれた画像で自分好みの画像を簡単に作成できてしまうのだろう。原理を見てると、これはもう時間の問題ってレベルかと。
 考えたら映像だけでなく、音楽にもこのコンセプトは展開できる可能性がある。音楽をテキストで表現したら、後はネットの膨大な音楽アーカイブ(iTuneのGeniusデータとか利用できそう)がお好みの曲を自動生成する。

 さらに将来的にはこの画像プログラムを時間軸に拡大して、絵コンテさえ描けば、膨大なYouTubeの動画を用いて、自動的に映像作品(実写もアニメも)が作成できるのかも。絵が描けなくても動画を作成できる時代も近い。

 こんな技術が登場した時代、いったい著作権はどうなるのか。
 現在でも映像作品は全く新しいものは既に難しい時代に突入していると言われている。所詮サンプリングで成立している作品と、このソフトの将来形として想定できる映像作成システムの差異はどこにあるのか。

 なーんて。ここでもチューリングテストとか必要になったりして。どちらが人間の作家が作ったものか? 機械が作ったものか? って。

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2009.01.29

■iPhoneアプリを作りたい人に朗報 MacBook Whiteパワーアップ
2.0GHz Core 2 Duo MB881J/A

『アップル MacBook 2.0GHz Core 2 Duo/13.3型/2G/120G/8xSDDL/802.11n/BT/Mini DVI MB881J/A』

 iPhoneのアプリを作って遊んでみたい(intel Macが必要な)方に朗報>>自分(^^;)。
 上位機種のアルミMacBookと同じNVIDIA GeForce 9400Mグラフィックプロセッサ(次期SnowLeopardのアーキテクチャで威力を発揮する)を搭載したホワイトMacBookが登場(値段が3万円ほど安い)。

 上位機種との性能上のデメリットは、ハードディスクが容量の少ない120GB、DDR3でなくDDR2メモリであること、そしてマルチタッチトラックパッドのマルチタッチジェスチャーが使えないという点。

 そして逆にメリットとなるのは、FireWireポートがあること。
 ハイビジョン・ハンディカムHDR-HC1ユーザの僕は、このFireWireポートも嬉しい。

 値段とこのFireWireポート搭載でかなりこの機種が気に入っているのだけれど、マルチタッチジェスチャーが使えないのがちょっとさみしい、どうしようかな。
 と思っていたらこんな記事を発見。

旧型のMBでも4本指スワイプのジェスチャーが可能に
:Macマニアのための最新情報と分解バラし

開発者に配布される最新のアップデートによると、MacOS X 10.6 "Snow Leopard" で、旧機種にも対応したマルチタッチジェスチャー機能が追加されているそうだ。この機能追加で、新しいMacBookシリーズの最新機能であったマルチ タッチジェスチャーは、特別な仕様のトラックパッドでなくても、ソフトウェアーで制御されていることが明らかとなった。

 つまりたぶん次期MacOS SnowLeopardが出れば、iPhoneに似たマルチタッチジェスチャーが使えるらしいということ。(噂なので、判断は自己責任で(^^;))
 これで物欲の最終段階へぼくは移行しました。来週あたりに本気で検討予定。iPhoneアプリ作るにはソフトの勉強がいっぱいいるので、三日坊主になるリスク大(^^;;)。

◆関連リンク
MacBook - White - ホワイトポリカーボネートの13インチMacBook

やりたいことを全部こなすのに、必要なものが何でもそろったMacBookがわずか114,800円から。 MacBookの魅力は最先端のNVIDIA GeForce 9400Mグラフィックプロセッサ、高速なIntel Core 2 Duoプロセッサ、そして、容量アップしたメモリがもたらすパワーとパフォーマンス。

アップル - MacBook - White - 技術仕様 - 13インチMacBookホワイトの技術仕様.

# 2.0GHz Intel Core 2 Duoプロセッサ、プロセッサと同速度で動作する3MBオンチップ共有二次キャッシュ # 1066MHzフロントサイドバス # 2GB (1GB SO-DIMM x 2) 667MHz DDR2 SDRAM(PC2-5300、SO-DIMM x 2、最大4GBをサポート)

 メモリも2GBになったけれど、アルミMACのDDR3と異なりDDR2メモリとなっている。これって性能的にどう影響するんでしょうね?御存知の方、ご教示を。
木下 誠『iPhone SDKプログラミング大全』
木下 誠『たのしいCocoaプログラミング[Leopard対応版]』

 

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2008.04.19

■押井守監修 トヨタ 近未来仮想都市:メタポリス
  しかしここは押井守の街ではない

Metapolis

トヨタ メタポリス 開設
…押井守が近未来の都市空間をテーマに監修(Response)

トヨタ プレスリリース

 トヨタメタポリスは、ココアが開発したネット上の3次元仮想都市『meet-me』内で同日から試行版を運用、5月12日にオープン記念イベントを行った後、今年10月にグランドオープンの予定。若年層をターゲットにした新たな情報発信媒体として運営していく。

TOYOTA METAPOLIS(公式HP)

 「押井守監修の原画(作画:平田秀一)からメタポリスができるまで」というコーナーも有。

 またこの公式HPから無料で『meet-me』のメタポリスへ登録可能。高層マンションを住居にして、押井守監修の未来都市を探索できる。(と言ってもなんだかプレスリリースを見ると、もろトヨタの車の宣伝ばかりの街のようで、これで「若年層」への情報発信ができるのか、既に不安??)

 ミュージアムの建物が最近の押井守の映像の雰囲気が少しあるくらいか。

 登録して歩いてみたが(こういうセカンド・ライフ系は、懐かしのFRANKY ONLINE以来の経験(^^;))、今のところ街に何もなく、人も少ないのでさみしい(深夜だけど、一応週末)。それにしても歩くのに時間がかかる。このかったるさは辛い。

 とりあえずiREALをゲットするイベントに参加するしかないか。BP@究極映像研という名前で登録しているので、メタポリスであったら、よろしく。

 最後に街を歩いた感想から断言しよう。
 この街は押井守が監修したかもしれないが、魂は込められていない。
 何故なら街に犬も鳥も魚もいないから。ここは押井の街ではない(キッパリ)(^^)。

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2007.02.20

■iPhone vs. EM・ONE

Iphone_vs

Technical
Specifications
iPhone EM・ONE(S01SH)
Screen size 3.5 inches 4.1 inches
Screen resolution 320 by 480 480 by 800
Input method Multi-touch stylus pen, touch,
Keyboard
Operating system OS X Windows Mobile 5.0
software for Pocket PC
Storage 4GB or 8GB Flash 512MB +
SDRAM 128MB +
miniSD
GSM Quad-band
(MHz: 850, 900, 1800, 1900)
HSDPA
in 3.6Mbps, out 384Kbps 
Wireless data Wi-Fi (802.11b/g) + EDGE + Bluetooth 2.0 IEEE802.11b/g +
Bluetooth1.2
Camera 2.0 megapixels 1.3 megapixels
Battery Up to 4 hours
Talk / Video / Browsing
4 hours
Up to 16 hours
Audio playback
 
Dimensions 115 x 61 x 11.6mm 140×70×18.9mm
Weight 135 grams 250 grams

iPhone vs. Windows Mobile(You Tube)

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2006.03.31

■グーグルアース Google Earth
   インターナビ フローティングカーデータ&Web Cam

Google_earth_internavi_1
internavi Premium Club インターナビ・ラボ
internavi Premium Club インターナビ・フローティングカーデータ on Google EarthTM.

 インターナビ・フローティングカーデータをGoogle EarthTM上に表示するデモンストレーションを行っています。
 現在は、東京・大阪・名古屋3エリアのインターナビ・フローティングカーデータ(統計情報)をGoogle EarthTMで展開可能なkmlファイルの形式で提供しております。

 ホンダのITSインターナビで、グーグルアースを用いた渋滞情報サービスがはじまりました。グーグルアースをインストールしてあれば、上のリンクのカーデータのところから東京、大阪、名古屋のいずれかをクリックするだけで、グーグルアースが起動して、渋滞情報が即、分かります。ノートPCで車載すれば、渋滞をある程度避けて走行できるわけです。
 フローティングカーというのは、NAVIの付いたホンダ車でインターナビの会員が携帯をつないでいると通信で、車の走行場所と速度等をホンダのサーバへ送信するというもの。その情報が渋滞情報になる、つまり車がネットと繋がってセンサの働きをするわけ。
 今回のサービスは、そのデータとグーグルアースをくっつけたホンダのアイディア。グーグルアースのインターフェースで、NAVI的な映像を扱えるのがなかなかの快感。これ、全て無料サービスなのが嬉しい。

Google_earth_web_cam
ウェブカムとQT VR パノラマ写真
 グーグルアースで遊んでいて、上のサービスがあるのを知りました。
 グーグルアースの左下のLAYERSのところで、Community Showcaseで、WEB CAMとWorld Wide Panoramasをチェックします。そうすると衛星写真上にカムとパノラマカメラのアイコン(写真上)が表示されます。これをクリックすると、写真下に抜粋したようなリアルタイムの実景と360度パノラマ写真が見えます。
 こうしてまた一歩、どこでもドアの世界が近づいているわけです。こりゃ、また寝れなくなりそう(^^;)。 

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2006.01.16

■検索エンジンは世界を変えるタイムマシン??
   ジョン・バッテル著『ザ・サーチ グーグルが世界を変えた』 The Search

『ザ・サーチ グーグルが世界を変えた』

 GoogleにはうちのBlogも、お世話になっているので、たまたま図書館で見かけて読んでみた。Google(というか検索エンジン)がなかったら、いろいろなウェブの情報にアクセスするこのようなBlogは運用できなかっただろう。
 本書の中で、マスコミの記事がいつもGoogleに好意的なのは、記者が検索にいつもGoogleを使っているからだ、という記述があるが、まさにその通りかもしれない。僕らのネット生活は検索エンジンなくして成り立たなくなっている。最近はめっきり「お気に入り」も使用しない。整理できていない「お気に入り」よりも、Googleの方が早いからである。

 これだけお世話になっているグーグルの成り立ちと、ビジネスモデルの形成過程が描かれていて興味深く読んだ。以前から疑問だったDECのアルタビスタ:ALTA VISTAが知らないうちに衰退し、Googleにとって変わった理由もわかった。
 あとオーバーチュアのビル・グロスの「ペイドサーチ(キーワード広告)」との関係とか、なかなか興味深い。僕らとしてはグーグルのような優秀な検索エンジンが、ちゃんとビジネスモデルを成立させ進化していってくれるのは非常に有り難い、とまずは思う。(いささかビジネス的に巨大になりすぎている感は否めないが、、、。)

 本書の最終章で著者のジョン・バッテルが将来の検索エンジンについて書いている。ここで興味深かったのが、これから未来では過去の情報のアーカイブとしてネットが当然重要になり、検索エンジンは過去のいつの時点かを指定した上で検索が可能になるのではないか、という記述。つまりグーグルなり検索エンジン自体が膨大なネットの情報を過去のアーカイブとして記録に留め、時間軸を指定して過去のデータを検索できる時代が来るのではないか、というもの。
 それ以上の未来予測はこの本には書かれていないが、、、。以下、こんな想像をしてみた。

◆未来の検索エンジンは改ざんされた歴史を見せるタイムマシン??

 未来の検索エンジンが、時間軸で輪切りにして過去のネット上のデータを提示することが歴史的な意味を持ってくる、という視点がまず思い浮かぶ。こういうコンセプトで考えると、想像力をいたく刺激する。

 いままでの歴史は、歴史学者等が過去の文献を調査して記述していたわけであるが、人工知能を進化させるていくと、これからは検索エンジンがその役割を担う可能性がある、ということ。たとえば「グーグル 2010年」と検索すると、検索エンジンは2010年時点でのグーグルについてアーカイブにあるネットの情報を調べ、未来のネットワーカーにそのサマリーを2010年時点のアーカイブ内のウェブ各所の情報と合わせて提示する。ここでサマリーと書いたのは、ただ無秩序に提示したのでは、ただでさえ膨大なネットデータなので、人間にはなんらかの処理をした上でないと、既に扱えないボリュウムになっていると仮定したからだ。

 個人の歴史で言うと、自分の祖先の例えば「野比のびた」を検索すると、その人の情報はディジタルでネットにあげられたものは全て検索エンジンのアーカイブから取り出せる。そうなった時は、それが本物かどうか誰が証明するのだろう。そこから考えると、歴史というのを検索エンジンの持つ過去のデータとそれを処理するアルゴリズムが支配できる時代がくるかもしれない。もちろん恣意的な改ざんも可能。なので、いずれ過去のデータのアーカイブを、どう公平性を保って管理するかということが重要な焦点になるかもしれない。

 (もし最終戦争等で死滅していなければ)1万年後に、人類のディジタルデータの分量はどのくらいになっているのだろうか。それはそれはもの凄いものではないか。だって今こうして書いているような与太話のブログデータまで入れたら、人間の生み出している(垂れ流しいる)データは膨大だ。過去の文献の既に何億倍ものデータがインターネット上のデータとして発生しているのではないか。

 1万年後に、2006年というのはウェブの超古代として扱われているのだろう。古代のデータをみて我々の子孫はどう思うのだろうか。僕の子孫は祖先の書いた「究極映像研究所」のデータから、はるかなおじいちゃんが何を考えていたかを(文章自体は今の状態からデータとして全く劣化することなく)、読み取るようなこともあるのだろう、、、。その時にグーグルかどうかは分からないが、人工知能を持った検索エンジンは、それら莫大なデータをサマリーして(順位付けして)、どう歴史を表現(改ざん?)するのだろう。こうして考えると、検索エンジンというのは、未来において、場合によっては恣意的なディジタルデータのタイムマシンの機能も持つことになる。

 ディジタル時代のスタートによって、人類の歴史というのがある意味劣化しないデータとして残る時代が到来したわけである。ディジタル歴史家、ディジタル古代史家は1万年前のディジタルデータをどう発掘するのだろう。未来の歴史家の視点で、インターネットのデータと検索エンジンを考えると、また一つ別の新しいビジネスモデルが見えてくるのかもしれない。政治的な歴史改ざんの仕組みもここから構築される可能性があり、なんか怖かったりもする。本書のタイトルについて、著者もそんなことまで言及していないが、真の意味で「グーグルが世界を変え」るのは、未来においてなのかもしれない。それは誰もいまだかって想像したことのない、まさに人工知能によって管理された過去をいつでも覗ける未来なのである。

※ついダラダラと書いてしまいましたが、論旨がしっかりしてないですね。少し頭のほとぼりが冷めたら、いずれ整理して書き直してみます。まずは、陳謝!!

◆関連リンク
・ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンの「バックラブ」のことを書いた検束エンジンのキーになる論文について、本書はhttp://www.db.edu/~backrub/google.htmlにあると書いているがリンク先が現在不明。興味のある方は、ここを見ると良いでしょう。
・本書に関するジョン・バッテルのBlogが、後書きではbattllemedia.com/thesearchにあると記されていますが、これも不明。
・本書のあらすじは、NV-CLUB ONLINE参照。
『検索エンジン戦争 インターネットの覇権をめぐる興亡と争奪戦の物語』 (Amazon)

 ヤフー、グーグル、MSNなど、検索エンジンの攻防を描いた本。中でも、グーグルが優れた精度やテキスト広告の提供で、ネット広告やWebマーケティングを“儲かるビジネス”に変え、ライバルの地位を脅かす存在に成長していく過程に焦点を当てている。同社の勝因として、高価なサーバーを使わずに大量の低価格パソコンを運用する分散システムで投資を抑えたことを紹介。著作権やプライバシの保護、表現の自由など、検索エンジンが直面する課題にも触れている。

Google video
 最近始まったグーグルの新ビジネス。冒頭ページにボブ・サップがでる日本のTVのビデオが入っていたりするが全体像がつかめません。どうやらプライベートビデオ作品も掲載できるようなのですが、、、。自主映画のアーカイブになってくれたら嬉しいな。ちなみに「David Lynch」で検索してもめぼしいものは出てきませんでした。

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2004.06.10

■ブルース・スターリング吠える!

ITmediaニュース:「政府のネット取り締まり」を訴えるSF作家
 ブルース・スターリングがインターネットのセキュリティに関して、吠えている!相変わらずの「不良」ぶりかと思ったら、どうも秩序を求めている大人の思考のようで、、、。

 インターネットは「ひどい混乱」状態にあるのに、ウイルス作者、スパム業者、その他の詐欺師を積極的に取り締まろうとする米政府職員はほとんどいない。SF作家のブルース・スターリング氏は6月8日、ワシントンD.C.で開催のGartner IT Security Summitでこう語った。
 同氏は「サイバーセキュリティに関する小さな朗報」として、5月にSasserワーム作成容疑で逮捕された18歳の少年など、最近何人かのウイルス作者が逮捕されたことを挙げた。「この世界から、反抗的な十代が絶滅することは決してないだろう」と同氏。

 反抗的十代に決してエールを送っているわけではない。そこが『塵クジラの海
』ハヤカワ文庫FT(Amazon)の作者の限界か。政府によって取り締まるのではなく、もっと自己浄化作用がシステマチックに働くようなSFチックな発想を提示してくれたらいいのに。そうじゃないなら、黙ってた方が賢いと思うけどな。
(こういうこと言うなら、スターリング『ハッカーを追え』を読んでからだろ>>自分)
・『ハッカーを追え』原文The Bruce Sterling Online Index: The Hacker Crackdown
・『ハッカーを追え』和訳Bruce Sterling Online Index: The Hacker Crackdown

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