立体映像

2020.11.02

■感想 Oculus Quest 2 体感

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 Oculus Quest 2、来ました。
 メガネの上にかぶると大きさがキツいという情報もありましたが、僕は大丈夫でした。
 流石の解像度アップでVR世界が自然に感じられ没入感が上がっています。

 装着感は確かにQuest 1より軽くなってていい感じ。値段も随分こなれてきてVRの普及にかなり貢献しそうですね。
 うちのニャンコ、また怪しげなものが来たぞ、と興味津々(^^)。


The Key (2019) | Official Trailer
セリーン・トライカート:Celine Tricart監督『The Key』

" シーンごとに強いメッセージを持つ物語構成でインタラクティブなバーチャルリアリティを体験できます。
" 参加者は夢の中を冒険する旅に出て、課題を解いたり難しい判断を突きつけられたりします。この旅を通じて隠されていた真実が明らかになり、新たな美が現れます。『TheKey』はトライベッカ映画祭でStoryscapes Awardを、ベネチア国際映画祭で最優秀VRの審査員大賞を受賞しました。

 Celine Tricart監督の VR短編映画 『The Key』をOculus Quest2にて体感。視点固定ではなく、その世界の中を動き回りつつ、周り360度の空間ごとの映像を味わう、まさにVR映画。
 トライベッカ映画祭でStoryscapes Award、ベネチア国際映画祭で最優秀VRの審査員大賞を受賞したというが、完成度とメッセージが素晴らしい。
 抽象と具象の中間ぐらいのこのCGワールドで印象的な世界を体感した後に示される、この現実世界の像。まさにその世界に入り込んで体験する新しい映画の一本。
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 今後、こうした新しい没入映画がどこまで、進展していくのか(恐らくあと100年も立てば映画は全部こうなるはず)、見届けられるのはどこまでなのか分からないが、未来映像をできるだけ体感していきたいものである。
 先日観てきた『異端の鳥』のVRリメイクが将来作られたら、3時間体感したら、かならず精神的にいびつな"成長"を、観客は遂げることとなるでしょう。


'Mission:ISS' from Oculus, Available Now!
「Mission:ISS」

 もう一本、Oculus Quest2で体感した宇宙ミッションを紹介します。

 これは ISS 国際宇宙ステーションの中を宇宙飛行士になって、無重量空間を疑似体験できるVRアプリ。
 自分の身体はもちろんVRゴーグルをかぶっているだけで地球の重力圏にいるのだけれど、周りのISS内部の空間が、無重量空間を浮遊しているように縦横に映像として動くため、その「反作用」で、まるで身体が無重量空間に浮かんだ様な錯覚が発生する。

 そして両手のコントローラでISSの内壁や周りの機器をつかんで、身体を360度方向に動かす。そして各ISSモジュール内を動き回るわけです。時々、船外を覗ける窓があって、そこから宇宙と地球とISS外観を観ることができるリアリティ。

 Quest2の解像度で、なかなかの臨場感が確保されていて、つかのま、宇宙旅行が楽しめるのでした。この操作方法で、宇宙映画的に事件に巻き込まれるものが出てきたら、是非とも体験してみたいものです。

◆関連リンク
Oculus Touch専用「Mission:ISS」レビュー VRで無重力空間の神秘を体感しよう

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2019.10.09

■感想 Magic leap one デモ体感 @ ドコモスマートフォンラウンジ名古屋

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NTTドコモが5Gプレサービス開始、MRデバイスMagic Leap Oneの展示も (Mogura VR)

"NTTドコモは、次世代通信規格である「5G」を用いた「5Gプレサービス」を2019年9月20日(金)より開始します。ドコモショップなどの一部店舗において、5G端末を用いた様々なサービスを体験できます。

この5Gプレサービスでは、Magic Leap社のMRデバイス「Magic Leap One」の展示も行われます。対象店舗は「d garden五反田店」「ドコモショップ丸の内店」「ドコモスマートフォンラウンジ名古屋」「ドコモショップグランフロント大阪店」です。"

 Magic leap oneデモ体感@ ドコモスマートフォンラウンジ名古屋。憧れのARデバイス、現実化した電脳メガネを試してきた。

 視野角50度(上下角は30度位)がやはり物足らない。ドコモショップの光景に重畳された熱帯魚とサンゴ礁(以下)。視野角の狭さと明度が足りないのとショップ内の物と干渉しても上に重ねて表示しているだけで、単に目の前にあるモニタ感が半端ない。

 今回のは、実景はメガネのレンズでシースルーだったが、ショップ内の光景が暗く見えて、重畳されるCGが明るく、明度差が気になって違和感があったので、カメラ映像でのシースルーの方が自然かもしれない。それならば、CGとの干渉部分の実景を消すのもデジタルでできるし…。

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 置かれていたのは今回2台のマジックリープ、2台目のデモはロボットシューティングだった。
 こっちはアクションが伴うので、それなり楽しめたけれど、まだまだARデバイスの魅力をアピール出来てない。

 現実空間に異界を重畳する醍醐味を表現できてないので、これならVRの方が異世界没入感があり、素人を驚かせる。

 鳴り物入りで、多額のベンチャーキャピタルの資金を吸い上げたMagic leap だけれど、ARの魅力をちゃんと素人に「ワオッ!」と言わせるコンテンツを作らないとARメガネの未来を奪いかねないので無茶苦茶心配になる。大言壮語はベンチャーの常だけど、この後の進化に期待したい。

 AppleによるARデバイスに期待するしかないのか…。5年くらい技術が追いついてないのか…。

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 5Gブレサービスと言っているが、聞いてみると名古屋はWiFiでデモ。5Gのスピードの実感はまだ残念ながらできなかった。

◆関連リンク
当ブログ AR 関連記事
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2019.06.12

■感想 Oculus Quest

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 待望の Oculus Quest を公式サイトで購入。Amazonで予約してたのが一向に送付されず、5/29にキャンセルして、公式で香港からほぼ2日間で届きました。

 4日ほど試した感覚、6DoFのトラッキングが見事で、身体の動き頭の動きに対する追従性はほとんど違和感のないレベル。またモニタ解像度も、PS VR、Oculus Goに比べて高精細でじっくり見ないと画素の粗さは目立たないレベル。流石に4Kテレビを見てるのより粗いけれど、全天周映像になってるので迫力は満点。

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 家の狭いリビングが大画面映画館になったり、アラスカのオーロラの原野になったり、ダリの幻想的な広大な3Dアート空間になったり、素晴らしい出来です。

 今後、モニタ解像度の高精細化はまだまだ進み続けるはずで、5年もあればヒトの視覚にかなり迫るはず。3D映像オタクとしては3Dテレビは廃れて残念だけど、ヘッドセットで立体映像の未来は明るいと思う。個人的には3Dプロジェクターの4K化は不要かなと思います。

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 VRとしてOculus Questはスタンドアロンの自律型なので、ゲーム機やPCにつなぐケーブルレスで、ボクシング(クリードになれますw)、テニス等のスポーツでも身体の自由度がありがたく、思わず狭いリビングを忘れて汗かいてます(^^)。

 チュートリアルソフトとか、標準で付属しているスポーツアプリでまずはかなり遊べます。

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 ただし欠点は、ソフトがまだ少ない事。
 Oculus Goで楽しめた Samsung VRとかAmaze VR とかがまだ未対応で遊べない事。Google Earthなんかもまだないのが残念。
 Youtube VRは楽しめるけれど、360° や180° 3D動画は、カメラ移動と身体移動のギャップでちょっと酔う。やはり前半述べた6DoF ソフトの方が酔いの面でもかなり有利ですね。

 ネットで見るとかなり評判良く、数は出そうなので、今後のソフト数拡大が楽しみ。

 これはVRを初めて導入しようとしてる方に、初めて薦められるVRデバイスですね(^^)。僕もこれが初購入になります(PS-VRは買ったけど試してすぐ売り払いました)。
 ちなみに猫にVR体験させるチャレンジはまだしてませんので御安心をw。

◆関連リンク
Oculus Quest 公式
MoguraVR Oculus Quest関連記事
 VRの記事がもっとも充実しているサイトです。

・当ブログ関連記事
 ■感想 Oculus Go の VR世界(1) ハードウェア中心に
 ■感想 Oculus Go の VR世界(2) アプリ、コンテンツ

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2019.06.05

■情報 ARグラス nreal light

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公式サイト

 サングラスのような軽快なタイプのARグラス、nreal light、かなり輝度の高い映像のようです!
 登場は、2020年初頭とのことで、Magicleapより早く市場投入かと思われます?しかもこの軽快なデザインがそのまま商品化されれば、なかなかの市場インパクトでしょうね。そして同じくARに力を入れている Apple も黙ってないでしょうね。

 Andoroidとつなぐことで、システムを軽くして $499との事なので、これ出たら、僕もメガネからコンタクトレンズに変更して、いよいよ電脳コイルな世界へ第一歩、踏み切るかな(^^)。

CES2019での展示品の動画 (twitter kajiken0630 さん)

 こちらのリンク先に動画がありますが、展示会場という周りが結構な照度の照明の中、なかなかの鮮明度を持った画像を、メガネのシースルーの外の光景に対して重畳していて、CG映像がしっかり見えて、期待が高まります。

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 コンシューマー $499、デベロッパーズキット $1199とのこと。
 リリースは、前者が2020年初頭、後者が2019年9月とのこと。本当にすぐですね。

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nreal light | First look from inside
こっちのデモはCESのものではないですが、6Dofの追従性も素晴らしく見えます。

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 スペックは以上のようになっています。

メガネ型MRデバイス「nreal light」499ドルで2020年一般発売 開発者版は今年9月から提供 (Mogura VR)
 nreal社、元MagicLeapのエンジニアが起こした会社なんですね。
 あれ、こっちには3DoFと書いてあるけれど、上の映像は6Dofですよね。どちらがただしいのでしょうか。

◆関連リンク
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CES 2019: Trying Out NREAL AR Glasses
 こちらの映像の11分からのメガネの映像を撮ったものでは、6DoFには見えないですね。電脳コイルをやろうとすると、6DoFは必須ですが、、、。

・twitter AR_OjisanCES2019動画 (twitter)
 こちらは3DoFっぽい。

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2018.12.17

■感想 バンダイナムコ VR ZONE「シン・ゴジラVR」


VR ZONE SHINJUKU/『ゴジラ VR』 - YouTube
ゴジラVR - VR ZONE SHINJUKU(公式HP)

ASCII.jp:デカイ! 怖い! リアル! シン・ゴジラの世界が目の前に「ゴジラVR」.

" 「ゴジラVR」が、11月3日から全国のVR ZONEで楽しめる。
 稼働店舗は、VR ZONE SHINJUKU (東京都) 、VR ZONE OSAKA(大阪府) 、namcoイオンモール各務原店(岐阜県)、namcoイオンモールKYOTO店(京都府)、namcoイオンモール大日店(大阪府)。"

 各務原イオンで『シン・ゴジラ VR』を体感してきた。

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 以前試したPS VRの「『シン・ゴジラ』スペシャルデモコンテンツ for PlayStation®VR」(右引用画像)と比べると、画像の解像度が高くなっていて、より映画のCGに近づいている。ただしとは言っても、映画のフォトリアルと比べると一昔前のCG、ゲーム画面のCGに近い(特に街並みとか)ため、さすがに映画の世界に入り込んだような臨場感までは持たせられていない。

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 全体の構成は、PS VRが東京駅近く丸の内からゴジラの進撃を眺めているだけだったのに対し、今回は自衛隊の戦闘ヘリの操縦席に自分が乗って、シンゴジラの近くまで寄っていくので、ずっとこちらの方が迫力あって見ものになっている。加えて戦闘ヘリの動きに合わせてシートも動くため臨場感もそこそこ出ている。ヘリでゴジラの近くまで寄って、特にその足元から上を見上げるシーンは、その巨大感はなかなかのもの。

 ただしヘリの操縦は、シートに操縦桿はあっても自分では操縦できなくてただ動画のように自分の視点が動いていくだけなので、そこは残念。操縦桿で貫通弾と血液凝固弾は打てるが、それも擬似的なのが惜しい。

 ヘリを自分で操縦し、自分の機だけ、自分の攻撃だけで倒すところまでやれたらもっと臨場感があってすごいかもしれない。

 7-8分 1000円は映画と比べると、ちょっと高いので、15分くらいで自由に動けてそこまでやれたらいいのかも。

 PS VRに比べると、ゴジラを追撃していくため、巨大な尻尾の下をくぐったり、眼の前に巨大な口が開いたり、背びれからの光線が眼の前を切り裂いたり、そうした迫力も相当のレベルなので、操作性が加わるとさらに凄いはずで残念なところ。(とは言え、そうすると全シーンリアルタイム計算が必要なのでここまでの画像クオリティは確保できないだろうから、どちらを取るかですね)

 今回のシステムは、HTCのVIVEを使用したシステム。

 ゴジラの紫の光線の迫力がとにかく素晴らしかったということで、『シン・ゴジラ』ファンにはお薦めです。

 それにしても各務原イオンのVR ZONEは、空いていた。
 週末で広大な駐車場の空きがないような店内の混雑状況にもかかわらず、VR ZONEにはまるで人がいなくて、貸切状態。やはりVRはまだまだ一般的なものではないようだ。こうした施設の存続がいつまで続くか不安になる。いずれ家庭に高解像度のものが入って行って、テレビに置き換わるような存在にならないとポピュラルなものにはなっていかないのかもしれない。立体映像ファンとしては、3Dテレビに続き、VRもそれと同じような末路を辿り、家電店からもゲームセンターからもなくなることがないように祈るばかりである。

◆関連リンク
・内閣総辞職ビームに震える、VR ZONE OSAKA「ゴジラVR」体験レポ | Mogura VR - 国内外のVR/AR/MR最新情報.

"「ゴジラVR」は発射許可まで待機する演出のため、「自分から何か行動する」よりも「眺めている」時間が長い印象はあります。体験時間は心なしか短く感じるかもしれません。ただ、「ゴジラVR」はたくさん体験者に操作させるぞ! というアクティビティを作るなら当然考えるであろう選択をせず、「シン・ゴジラの世界はこうでなくては!」とあえて操作をさせない大胆な演出を選んでいるんですよ。私はこの選択を評価したい! ゴジラという脅威に、一兵卒として立ち向かう。まさしく思い描いた夢そのままの体験が待っています。"

 たしかに演出意図としてはそうした映画での効果を狙ったものかもしれないが、アトラクションの短い時間の中では、上述したように、シートの動きと客のアクションを最大に活かす、インタラクティブなものを狙ったほうがよかったと思うのである。

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2018.10.24

■感想 360° 3Dシアター@ぎふ清流里山公園

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ぎふ清流里山公園
 ぎふ清流里山公園(旧 日本昭和村)(今は入場無料)に、リニューアル後、初めて行ってきたが、360度 3Dシアターが出来てて吃驚。

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Photo

 直径5m、高さ2m位の白銀の円筒スクリーンの中で、偏光式メガネをはめて観るタイプ。ここの入場料は1プログラム500円。
 映写機は多分フルではないハイヴィジョン×10台。2台づつセットで映写機の投影レンズの前に左右の偏向板を手作りで貼り付けたような造作。

 コンテンツの制作費はともかく、プロジェクタは今や一台数万円、直径5mの部屋さえあればw、DIYで3Dシアターが作れる、というのも今回の新たな発見。5mは無理にしても、こんなもの家に作ったら家族はきっと出て行ってしまうのでは、というリアルなリスクを背負いつつ、そんな夢想もしてしまったのである(^^;)。

 観たのは「ダイナソーアドベンチャー」、恐竜の生活と闘い、そして隕石による滅亡までを5分で描いたもの。
 羽毛の生えた恐竜が観客にググッと迫ってくる映像の迫力はなかなかで、画像の荒さは気にならなくなる出来でした。

 ある事も知らず、期待しないで観ましたが、充分楽しめる出来でした。
 今はこういったものは、簡易的にVRで表現できるようになっているが、こうした物理空間に360度シアターが存在するというのは、これはこれでやはり3D映像好きとしてはワクワクするものです(^^)。

 あとこの里山公園、なかなかのんびりと昭和を体感できたりしますので、写真で一部ご紹介。

44467845_2121635351499381_515527197 新しい子供が遊べるこんな遊具も出来てます。

44471419_2121635394832710_275338628 そしてロバのパンと、ヤギの雑草除草隊。ロバパンの店舗、はじめてみました。そしてパンが買えます。

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44412574_2121635611499355_697078722 昭和パビリオンの中では、古い街並みと商店街が楽しめます。

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2018.10.01

■情報 ハイエンド一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」


Oculus Quest -- VR Done Right? - YouTube

ハイエンド一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」発表、399ドルで来春発売 | Mogura VR - 国内外のVR/AR/MR最新情報

"Oculusは、アメリカ・サンノゼにて開催中のイベントOculus Connect 5の基調講演にて、新たな一体型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス・クエスト)」を発表しました。発売時期は来春(2019年春)を予定しており、価格は64GBモデルが399ドル(約45,000円)。PCやスマートフォンを使わずに、身体や手を動かすことのできる没入感の高いVR体験が可能となります。"

Oculus Quest | Oculus(公式HP)

"Oculusは、アメリカ・サンノゼにて開催中のイベントOculus Connect 5の基調講演にて、新たな一体型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス・クエスト)」を発表しました。発売時期は来春(2019年春)を予定しており、価格は64GBモデルが399ドル(約45,000円)。PCやスマートフォンを使わずに、身体や手を動かすことのできる没入感の高いVR体験が可能となります。"

 Facebookのザッカーバーグがやってくれました。これだけワクワクするITガジェットの発表は久しく聞いたことがないというくらい。

 先日レビューした現行のスタンドアローン機 Oculus Goは、両眼で2560×1440のWGHD液晶パネル、なので、3割ほど高精細。しかもこちらは6Dof(自由度)で手の動きと頭の動きを捉えて、VR空間の中を動き回ることが可能。


Vader Immortal - YouTube

ダース・ベイダーがテーマのVR体験三部作「Vader Immortal」発表 Oculus Quest向け | Mogura VR - 国内外のVR/AR/MR最新情報

 6Dofだからできるこういうアプリがキラーコンテンツになるのかな。
 もちろんライトセーバーを振り回して、ダースベーダーと相見えることが可能です。

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MoguraVR Twitter

 Oculus Questで実現するMR環境。現実がVRの中でも見えるようです。
“Dead and Buriedでは、実際の世界にある段ボールを障害物として銃撃戦を行なうが、ハンドコントローラのAボタンを押しっぱなしにすることで、現実世界とVR世界を混ぜたものを「見る」ことができた。その映像は撮影できないので実物をお見せできないのが残念なのだが、段ボールの模様や縁、自分の手や体が「輪郭強調された白黒の低解像度映像」のように見えて、そこに、CGが重なるべき部分にグリーンなどの色のマーカーが見えた。実空間でのゲームの安全性を確保するものとして実装されていた機能だが、この先に「MR技術によるデスクトップがある」のは明白だ。”
 MRで映し出せる実景部分は「輪郭強調された白黒の低解像度映像」とのこと。カメラ映像を点群で処理したもののようです。 リアルな実写にVRの映像を重畳させる電脳コイル世界を実現するにはSOCの処理速度の桁がいくつか上がらないと無理なのかな。それとも今回の画像センサの解像度の問題なのか…。

"Oculus Goは、両眼で2560×1440のWGHD液晶パネルを備えています。リフレッシュレートは60Hzか72Hzで動作。プロセッサにはVR対応したSnapdragon821を採用しています。Snapdragon821は、2016年のプロセッサですが、高品質な描画を低負荷で処理するために「Fixed Forbiated Rendering」という独自技術で補っています。"

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2018.09.26

■感想 Oculus Go の VR世界(2) アプリ、コンテンツ

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 前回のOculus Goの全体的な感想に続き、今回はアプリケーションとそのコンテンツの紹介です。

Samsung VR

 VRプレイヤーアプリの"Samsung VR"のコンテンツで気に入ったものをいくつか御紹介します。

The Spacewalker VR(Russian VR Seasons)

"VR short film lets you experience the first human walking in space The film immerses audiences in the experience of Leonov and his fellow cosmonaut Pavel Belyaev during their flight on the Voshod-2 on March 18-19, 1965
Site: www.cgfww.com "

 まず、このロシアの宇宙ものVRが素晴らしい。冬のロシア、ヴォストークの打上げをドローンから撮ったシーンが最高。このようなアングルでのロケット打上げの映像は観たことがないけれどVRの臨場感が素晴らしい。実写と見間違える程の立体視CG。右の引用画では燻んだように見えるけれど、まさにロシアのロケット基地(バイコヌール?)上空から神の視点でロケット打ち上げを見られる感覚はとても貴重。
 Oculus以外でも観られるようなので、なんらかのVR視聴環境がある方、必見です。リンク先で通常の2D動画としても観られますが、3D VRを絶賛お薦めです(^^)。

Mission: Impossible - Fallout - Behind The Scenes 360°
 『ミッション・インボッシブル フォールアウト』のトム・クルーズのアクロバティックなヘリ他のメイキングVR。手に汗握ります。

Amaze VR
 VRのバラエティチャンネルということだけれど、ポールダンスやお笑い、お色気ものも沢山あるけれど、ここでは究極映像研っぽいものを紹介します。毎週アップデートされているようでコンテンツの幅の広さが魅力のサイト。

The Giant from New Media Ltd on Vimeo

"The Giant" is this week's Staff Pick Premiere! Read more about it here: vimeo.com/blog/post/staff-pick-premiere-the-giant

Directed by New Media Ltd
Newmedialtd.co
Original Score by Jake Aron and Ludwig Persik
With support from Paul Horton Visuals, Neighborhood Watch Films, and Pulse Films"

 リンク先で動画を360° 2Dで観られるけれど、これも360° 3D VRでは圧倒的な迫力があるので、そちらをお薦めします。身体が異様に変形した女性の(雌型の)巨人が居並ぶ異世界の光景が素晴らしい。恐ろしい光景なのだけれど、何故か惹かれるVR空間。この異様さは良質な異世界ものSF短篇のレベルに迫っていると思います。

Waking up in the Universe VR from Julius Horsthuis on Vimeo.

"in 1991, professor Richard Dawkins gave the Royal Institution Christmas Lectures. I have taken some parts of it and weaved them through a wondrous journey through fractal time and fractal space. A Mandelbulbian homage to science.
Music: Asura - Le Dernier Voyage ultimae.bandcamp.com/album/360-24bits
for more on my work: julius-horsthuis.com"

 こちらはAmaze vrでは、"fractal journey" というタイトルになっていたが、これもリンク先では360° 2Dだけれど、Amaze vrの360° 3Dで観てください。
 フラクタルで描かれた広大な空間、幾重にも折り重なったフラクタル模様の世界の地獄めぐり的な様相を呈している凄いアート空間が広がっています。
 この手法なら、酉島伝法氏の『皆勤の徒のあのSFの極北にあるような奇想世界も映像化できるのではないかと錯覚するような異様さがヘッドセットを通して脳内に展開されます。
 VRの奇想映像空間として、アート空間としての凄みの一端を感じられる映像をまずは二つ紹介しました。


Amaze 3D: The Pact VR Video 360 - Supernatural, Kidnapper, Scary VR Short Clip (Oculus, HTC Vive) - YouTube

 こちらはサイコパスもののホラー短篇。臨場感もなかなかですが、女優二人が魅力的だったので掲載w。VRとしては180° 3Dの短篇映画VRという感じ。
 ハリウッド女優のわりに小柄な二人の存在感。通常映画の2D画面より二人の女優のコンパクト感(??)がそこに存在するように身近な感覚で、サイコパスの恐怖感も、メイクとかイマイチなのだけれど、見ている部屋に突然現れたようなリアリティ。

◆映画館アプリ CINEVR - The Movie Theater | Oculus
 アプリを立ち上げると豪華な劇場でスクリーンを観ている感覚に入り込める。
 しかも他のOculusユーザの観客がリアルにVRの劇場シートに、アバターの姿だけれどいるのである。話しかけることもできる。遠方の友達と一緒の時間にそこで映画を観て盛り上がることもできる。

 その際に工夫されているのは、映画の音声と観客席の会話のボリュームを自由に変えられるため、周りがうるさい時は劇場内の会話ボリュームを下げれば良い。発声して応援上映をする場合は、ボリュームを上げる。
 劇場で世界の人を相手にナンパもできるはず(英会話が必須だけどw)。そう考えて観てると、観客が近くにいる劇場へ本当に行っている感覚が生じてくるのでとても面白い。もちろん、声はかけていませんが(^^;)。

 コンテンツは3D映画の予告篇が数本置かれていたり、そこそこ観られます。まだコンテンツの充実はこれからですかね。

◆関連リンク
Oculus Go おすすめVRコンテンツ|VR版バラエティTV『Amaze』 | なるほど!いいね

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2018.09.24

■感想 Oculus Go の VR世界(1) ハードウェア中心に

20180630_224734Oculus Go | Oculus (公式HP)

"さまざまなストーリーの世界を楽しめる VRの世界に今すぐダイブ!
ゲーム、ソーシャルアプリ、360度エクスペリエンスなど、1,000本以上のコンテンツが揃っています。"

 スタンドアローンタイプで今最も手頃なVR専用ヘッドセットであるOculus Goを数日借りて体感したので、レポートします。
 PS-VRは1ヶ月ほど試してヤフオクで売ってしまいましたが、こちらは改めて自分で購入しようかと思っている次第。手頃さとコンテンツの豊富さがなかなか良いです。

◆画質
・PSVRは5.7インチ、1920×1080ドット有機ELパネル。それに対して、Oculus Goは5.5インチ,2,560×1,440ドットの液晶パネル。
・画像は映画を立体視で観るとさすがに荒く感じるが、VR専用コンテンツでは眼を凝らさないと画素は気にならなく、PS-VRよりも高精細な印象。
・後述する映画館の劇場空間の中でスクリーンに映された映画を見るコンテンツで言うと、体感300インチくらいの大きさで観えるが画質が荒く映画館感覚を減じているのが残念。
・時々レンズのグリグリが見えるのは愛嬌かw。

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◆コントローラ
・片手で操作する空中マウスのようなコントローラが付属している。これによって画面に映るインターフェーズ(ボタン等)を操作する。リモコン側のボタンは主にはトリガーで押す。
・画面上の指示は、このコントローラの前後の軸方向に光の矢が画面上に現れることで操作。Touchサーフェイスと呼ばれているパッド部分を指でこすると画面のページをめくったりできる。ここはスマホの操作感に近く、かなり直感的に使うことができてここにもお手軽感がある。

◆装着感と音質
・メガネの上へ被って、ヘッドバンドで頭に装着した感覚がなかなかいい。
・特にヘッドバンドとHMDの装着部分に設えられた左右のヘッドフォンの音が気持ち良い。耳の中に入れるわけでもなく、耳の近くに小さな穴が空いているだけなのに、なかなかの音質。
・耳が圧迫されず、自然にステレオ音。しかもVR空間で首を振ると、その音の方向が変化。空間の臨場感をあげている。別のヘッドフォンを使うことも可能とのことだが、特に支障を感じない出来だと思う。
・VR酔いはPS-VRより良いように感じたが、これはコンテンツによるのかもしれない。

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◆3D空間
・PS-VRとの大きな違いは、このOculus Goには、PS-VRにあるカメラのような、ヘッドセットの位置を外部のセンサで捉えるシステムが存在しない。
・Oculus Goはヘッドセットに装着されたセンサで頭の向きの変化を捉えるのみ。これにより頭の向きが変わることによる視界の変化を再現している。この再現のリアリティが見事で、ほとんど遅れを感じさせない自然な動作を実現している。これにより視線の変化による空間の広がりが的確に映し出されて、まるでその空間の中にいるような気分になる。
・残念なのは、頭の位置が動いても映し出されている対象物をその頭の位置から見られるわけでないところ。PS-VRでは目の前のCGモデル等の裏側に回り込むようなこともできる(コンテンツによる)が、Oculus Goは無理。
・このVR空間は、ヘッドセットを取り囲む360°の全天球球面スクリーンに映し出される3D立体視映像ということになる。コンテンツによっては3Dでなく2D、360°でなく180°のものもあるが、前述の頭の動きに映像がうまく追従するため、2D 180°のものでもなかなかのリアリティを確保している。

◆関連リンク
Oculus Go オキュラス 単体型VRヘッドセット スマホPC不要 (64GB) [並行輸入品] (Amazon)
 Oculus (公式HP)から購入すると、Amazonの並行輸入より安く買えますのでご注意を。
【西田宗千佳のRandomTracking】「Oculus Go」に見る“みんなのVR”時代。VRで実現するパーソナルごろ寝シアター - AV Watch.

"Oculus Go向けには、ハイエンドVR向けとして人気がある「Bigscreen」というアプリがあり、これを使うと、PC上の画面や音をなんでも転送できる。

 テレビ録画を見るには、著作権保護技術である「DTCP-IP」に対応したアプリが必要だが、日本以外ではマイナーであるため、現状、Oculus
Goから直接視聴はできない。しかし「Bigscreen」を介し、「PC上で再生した動画を見る」ならば対応できる。PC上でゲームを動かしてそれを楽しむことも可能だ。Oculus
Go内蔵ブラウザで対応できないサービスは、「Bigscreen」を使ってPC経由で楽しむ……という方法もある。"

Oculus Goは魅力的だが、やっぱPSVRの方が満足度高そう | More-interest.GAME.
 両者を丁寧に比較されていますのでご参考。
・当ブログ 関連記事
 ■感想 プレイステーションによるヴァーチャル・リアリティ体験 PlayStation®VR

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2018.06.27

■VR動画 サルヴァドール・ダリ作品VR 「ダリの夢」Dreams of Dali: 360º Video


Dreams of Dali: 360º Video - YouTube

"Now also available worldwide for Oculus Rift & HTC Vive. Download Inception App:
https://inceptionvr.com/download/
Go inside and beyond Dali’s painting Archaeological Reminiscence of Millet’s Angelus and explore the world of the Surrealist master like never before in this mesmerizing 360° video. For an even more immersive experience, visit The Dali Museum in St. Petersburg, FL: the Virtual Reality experience is open daily from 11am-4pm (until 8pm on Thursdays) and is included with your admission to the Museum. For more, visit http://DreamsofDali.org

Oculus Rift&HTC Viveでもご利用いただけます。
Inceptionアプリケーションをダウンロード:
https://inceptionvr.com/download/
ダリの絵画ミレーの「晩鐘」の考古学的遺産の中を行き来し、この魅力的な360度のビデオでこれまでにないようにシュルレアリスムのマスターの世界を探索してください。 さらに臨場感あふれる体験をするには、フロリダ州セントピーターズバーグのダリ博物館を訪れてください。バーチャルリアリティ体験は毎日午前11時から午後4時まで(木曜日は午後8時まで)開かれ、博物館への入場に含まれます。 詳細については、
http://DreamsofDali.orgをご覧ください。"

オキュラスリフトで散策する、「ダリの夢」|WIRED.jp.

"仮想現実用ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」に対応した「ダリの夢」は、2016年6月12日(米国時間)まで開催予定の展覧会「Disney and Dalí: Architects of the Imagination(ディズニーとダリ:想像の建築)」で展示されている。"

 リンク先の動画をまずは観てください。
 ダリの索漠とした絵画世界をVRで体感できる360度映像。

 こんな世界に数時間彷徨ってみたいものです。でも、今後、10年くらいのうちにはそんな作品がいろいろと登場するでしょうね。VRの進化にはこれからこそ、強く期待します。

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